元宝塚歌劇団 花組 紫峰七海さん
樽井美帆です
宝塚歌劇の夢と情報をお届けする『レビュー・ステイション』
5月5日(金)は、スペシャルゲストデイをお届けしました!
お迎えしたのは、
元宝塚歌劇団 花組 紫峰 七海さん
2000年 86期生として「源氏物語 あさきゆめみし」で初舞台。
花組公演
宝塚グランド・ロマン『新源氏物語』
グランド・レビュー『Melodia -熱く美しき旋律-』
で2015年12月27日に退団されました。
2014年5月からは副組長をつとめていらっしゃいましたね。
初舞台公演が『源氏物語 あさきゆめみし』と『ザ・ビューティーズ(作・演出:中村一徳さん)』
退団公演が『新源氏物語』と『Melodia -熱く美しき旋律-(作・演出:中村一徳さん)』
お芝居の演目と、ショーの演出家が初舞台公演と全く同じ組み合わせであること、
冬に退団したいという希望が奇跡的に重なり、
『今しかない!』と運命を感じ退団を決意されたそうです。
86期生は、旧宝塚音楽学校で学んだ最後の期なんです。
予科生の1月に新校舎へお引越し。
代々伝わってきたお掃除道具も86期生のみなさんが新しい校舎へ
手で持って歩いて運んだとのことでした。
お掃除場所の分担やお掃除の手順なども、本科生と相談して新しく決めていったそうです。
86期生が新たな伝統を作ったんですね。
紫峰七海さんといえば、ステキなおじさま役や色気のある悪役が印象的
初めて悪役をすることになった時、どうやって役作りをしたらよいか分からず
数々の悪役を演じてこられた大上級生に相談をされたのだそうです。
アドバイスは『24時間悪いことだけ考えなさい』というもの。
実行した紫峰七海さん、
見事に宝塚歌劇ならではの清く正しく美しい悪役を演じられましたよね
悪役といえども宝塚歌劇の世界、
しかも主役を痛めつけるからにはカッコよくなければ
観ている方の心を動かせないという難しさがあるのだそうですよ。
確かにそうですよね!
ダンスの花組の男役さんの黒燕尾のダンスシーンについても伺うことができました。
今客席からは燕尾服のどの部分が見えているかまで計算してお稽古をされるそうです。
見えている部分が揃っていなければ、美しく統一されたダンスに見えないのです。
そのため、花組では黒燕尾のダンスシーンのお稽古は、
黒ジャケットに白のインナー着用と決まっているそうですよ。
お稽古中の目標は、娘役さんにキャーキャー
言ってもらうこと!
私たちを虜にする『ハッ』・『フッ』・『フォッ』というかけ声は、
振付の先生と相談し、どのタイミングで入れるか、どの種類のかけ声にするかを決めます。
花組の楽屋では、『ハッ』・『フッ』・『フォッ』というかけ声が
会話の中に普通に使われているそうです!
幼い頃からおばあさまの影響を受け宝塚ファンだった紫峰七海さん。
タカラジェンヌになって、退団してまた宝塚ファンに戻りましたとおっしゃっていました。
先日は、宝塚大劇場雪組公演をご観劇
公演カクテルも満喫!
キャトルレーヴでも笑顔でお買い物を楽しまれているそうです
紫峰七海さん、ご出演くださりありがとうございます!