元宝塚歌劇団 雪組 凰いぶきさん

樽井美帆です

 

宝塚歌劇の夢と情報をお届けする『レビュー・ステイション』

 

1月26日(金)は、スペシャルゲストデイをお届けしました!

 

 

お迎えしたのは、

 

元宝塚歌劇団 雪組 凰 いぶきさん

 

 

凰いぶきさん

 

2010年 96期生として『THE SCARLET PIMPERNEL』で初舞台。

 

雪組公演『Shall we ダンス?』・『CONGRATULATIONS 宝塚!!』で

2014年2月9日に退団されました。

 

宝塚歌劇99周年のラストを飾る宝塚大劇場公演であり、

100周年のスタートを飾る東京公演という記念すべき公演での退団でした。

 

東京宝塚劇場千秋楽の日は大雪

最後の楽屋入りは、とにかくこけないようにと緊張感いっぱいだったそうです。

 

凰いぶきさんが宝塚歌劇を初めて観たのは、2001年『ベルサイユのばら』。

お母さまと一緒に観劇されましたが、お母さまも初宝塚。

30分の休憩時間をはさんで第二幕があるということを知らず、

第一幕が終わったあと、キャトルレーヴでお買い物をして帰りの電車へ。

電車の中でプログラムを見て、途中で帰ってきてしまったことに気がつかれたそうです。

ということで初観劇の感想は、大きな羽根を背負った男役さんも見れなかったし、

想像していた宝塚と違うな・・・というものでした。

 

宝塚歌劇リベンジを強く希望されていたお母さまと再度観劇されたのが

落陽のパレルモ』・『ASIAN WINDS!』‐アジアの風‐

無事に大きな羽根を背負った男役さんを見ることができたそうです。

 

そのあと、『明智小五郎の事件簿―黒蜥蜴』・『TUXEDO JAZZ』を観劇すると真飛聖さんの大ファンに!

真飛さんみたいになりたいと必死で宝塚受験に立ち向かわれたのです。

 

受験の際驚いたこと。

それは受験生がみんな標準語を話すことだそうです。

奈良県ご出身の凰さんは、受験番号の標準語の発音が分からずパニックに!

隣の受験生に発音を聞いて、何とか乗り切ったそうです。

 

退団後、凰いぶきさんはミス・ユニバースに挑戦されました!

応募されたきっかけは、同期生の方のお母さまから

『お願いだから1回受けてみて』と言われたこと。

自分には無理と応募締切ぎりぎりまで悩まれたそうですが、

再度、同期生の方のお母さまから後押しがあり応募。

 

すると書類審査通過。

 

Tシャツとショートパンツで行われる2次審査。

男役として過ごしてきた日々・・・

素足で人前に立つということにとても抵抗を感じたそうです。

 

2次審査を通過し3次審査は、ドレスと水着。

ますますご縁のなかったもの・・・

髪も巻くにはまだ短くて・・・

 

という状況でしたが、見事2015ミス・ユニバースのファイナリスト15名に選ばれました!

 

参加者のみなさんの美への探求心に触れ、凰さんご自身も意識が高まったそうです。

 

ファイナリスト15名は、椿山荘で行われるビューティーキャンプに参加。

2週間ホテルから一歩も出ることが許されず、講義・トレーニング・ウォーキング・ダンス

メイクなどのレッスンが行われます。

 

ミス・ユニバース独特のアイメイクは、キャットアイと言われているそうで、

目尻をシュッと上げて猫のような目に

世界の美女と競うためにメイクを研究するそうです。

 

凰いぶきさんは現在『歩縞(いぶき)みのり』というお名前で、モデルとしてご活躍です。

またキッズショーに出演する子どもたちへのウォーキングを指導されています。

 

男役時代には着ることがなかったドレスも、ブライダルショーでこれまでたくさん着られたそうですよ。

ドレスやお洋服によって歩き方も変わり、自分ではなくいかにドレスやお洋服を魅せるか

ということを考えながらショーに出演されているそうです。

 

背筋だけではなく首筋も伸ばして歩くと、とても素敵に見えるんですって

みなさんもぜひお試しくださいね!

 

凰いぶきさん、ご出演くださりありがとうございます!