浜松市と宝塚市の交流事業『すみれの植付け』

樽井美帆です

 

3月3日(土)午後2時20分から、宝塚大劇場楽屋入口付近の花のみちで、

浜松市と宝塚市の交流事業『すみれの植付け』が行われました。

 

浜松市と宝塚市の交流は、今年で18年目となります。

 

この日は、曇り空でしたがあたたかくて過ごしやすい一日でした。

 

宝塚歌劇の演出家で、『すみれの花咲く頃』を訳詞したレビューの王様

白井鐵造さんの出身地である浜松市天竜区春野町。

 

春野町の中学生が修学旅行で、また市民のみなさんが宝塚歌劇を観劇されたり、

すみれの花を宝塚大劇場へ届けるなどの交流が永年続いています。

 

白井鐵造さん生誕100年にあたる2000年に、すみれと歌劇が取り持つ縁で

春野町(現在の浜松市)と宝塚市の交流がはじまりました。

 

春野町は、2005年の市町村合併により、浜松市天竜区になっています。

 

2004年には、宝塚市制施行50周年を記念して春野町からすみれ500鉢が宝塚市に贈られ、

花のみちと宝塚市役所の中庭花壇に植えられました。

 

2009年からは、毎年3月に春野町のみなさんがすみれの花を宝塚市まで持ってきてくださり、

みなさんと一緒に花のみちに植えています。

 

今回は200鉢が寄贈されました。

 

【中川智子 宝塚市長】

毎年この時期に愛情のこもったすみれを植え付けてくださる宝塚大劇場へ通じる花のみちは

宝塚市の象徴ともなっています。

すみれの花は宝塚市の市の花でもあります。

白井鐵造さんが育たれた春野町のみなさんが、毎年来てくださり植えてくださったあとには、

宝塚市民がすみれの花を愛でています。

今回で3000鉢のすみれの花をいただいたことになり、今日は記念すべき日です。

みなさんと一緒に植え付けた後は、より美しい素晴らしい花のみちを作っていきたいと思います。

浜松のみなさんと顔の見える関係を長く続けていきたいと思っております。

 

2018.3.3『すみれの植付』1

 

 

【岡部昌之 天竜区長】

浜松科学館では、手塚治虫生誕90周年記念「鉄腕アトム ロボットと暮らす未来展」を開催しています。

特別展開催中に宝塚におじゃまできて不思議なご縁を感じています。

白井鐵造さんが訳詞された『すみれの花咲く頃』にちなんで、犬居すみれ会が発足したのが1983年、

すみれ草花愛好会が1990年にスタート、1997年からは宝塚歌劇観劇ツアーを行っています。

ジュニアクワイア浜松という浜松の子どもたちの合唱団の定期演奏会が昨年9月に行われました。

その演奏会に宝塚少年少女合唱団のみなさんが、特別ゲストとしてご出演くださいました。

演奏会の最後には、会場のお客様も一緒に『すみれの花咲く頃』の大合唱が行われました。

宝塚市と浜松市の共通の目標、音楽の街づくりがさらに進み、両市の交流がもっと深まることを祈っております。

 

2018.3.3『すみれの植付』2

 

 

一昨年2016年3月26日・27日には、吹奏楽コンクール全国大会の常連校である

宝塚市立中山五月台中学校吹奏楽部が春野町で演奏しましたね。

子どもたちによる音楽の交流が新たにはじまっています

 

 

【犬居すみれ会 三代目名誉会長 加茂さくらさん】 

みなさんにお目にかかると、今から春がきた気持ちでいっぱいでございます。

こうしてご一緒できることをうれしく思っております。

毎年毎年長く続けばいいなと思っておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

今日はありがとうございます。

 

2018.3.3『すみれの植付』3

 

 

犬居すみれ会、初代名誉会長は芦原邦子さん、二代目は富士野高嶺さんです。

 

浜松市のすみれ草花愛好家のみなさんにより、すみれの花が贈呈されました。

 

2018.3.3『すみれの植付』4

 

 

岡部天竜区長・浜松市民のみなさん・犬居すみれ会・すみれ草花愛好会のみなさん

浜松市職員のみなさん計41名、

中川宝塚市長・宝塚市観光大使リボンの騎士サファイア、

花のみち等の緑化活動に取り組まれている団体のみなさん、宝塚市職員のみなさん計15名、

そして犬居すみれ会三代目名誉会長加茂さくらさんが、ともに植付けを行いました。

 

2018.3.3『すみれの植付』7

 

 

1回目は小学校6年ですみれの植付けで、2回目は中学校の修学旅行で

宝塚へ来られ宝塚歌劇が大好きという浜松市からご参加の方にお話しを伺いました。

修学旅行の観劇がきっかけで宝塚歌劇が大好きになられたそうです。

なかなか宝塚大劇場には来れないので、普段はお家でDVDをご覧になっているそうですよ。

今は明日海りおさんのファンだとおっしゃっていました。

春野町の建物とは雰囲気が違い、宝塚の街はキレイだという印象をお持ちだそうです。

浜松市にある白井鐵造記念館には、古い歌劇やグラフが置いてあるんですよと教えてくださいました。

この日、すみれの植付け前には月組公演をご覧になったそうです。

『キラキラしてました~』と目を輝かせていらっしゃいました。

 

2018.3.3『すみれの植付』5

 

 

イベント終了後、加茂さくらさんにお話しを伺いました。

 

毎年同じお顔をお見掛けするとうれしい気持ちになり、このイベントを迎えてやっと今年私の年が始まるな

という気持ちがこのところしてきました。

歌の中で『すみれの花咲く頃』が一番好きです。

特に前歌がものすごく好きです。

可愛いすみれの花を見ると歌いたくなりりますね。

今ここで歌うことができなくて残念(笑)

すみれや桜、花がいっぱいのいい季節になりうれしいですね。

すみれの花と聞くと春が来たんだな、毎年このイベントに参加させていただくと

とってもわくわくします。

また来年を楽しみに1年がんばりましょう!

 

2018.3.3『すみれの植付』6

 

 

このイベントが開催される日は、毎年晴れています。

加茂さんは、自分でもびっくりするくらいすごい晴れ女なんだそうです

 

 

すみれの花が植付けられているのは、花のみちのベルサイユのばらのモニュメント付近です。

 

2018.3.3『すみれの植付』8

 

ぜひ、観劇の際にかわいいすみれの花もご覧くださいね!