宝塚大劇場 新緞帳「Forever～時を超えて～」お披露目
安來茉美です。
宝塚大劇場に寄贈された新しい緞帳が、8月3日（金）の花組公演「ＭＥＳＳＩＡＨ～異聞・天草四郎～／ＢＥＡＵＴＩＦＵＬ ＧＡＲＤＥＮ～百花繚乱～」13時公演からお披露目となりました。
宝塚大劇場には３つの緞帳が吊るされています。
昨年2017年9 月からは二番緞帳『Serenade』、今年1 月にはダイナミックで華やか、淡く繊細でもある女性の内なる美をパステルカラーで表現した三番緞帳『夢』が寄贈され、今回は一番緞帳が新調されました。
これまでの一番緞帳は2009年10月から使用されていた『Access the World 飛翔』（株式会社加美乃素本舗から寄贈）でしたので、約8年半ぶりに新調されたことになります。
新しい一番緞帳の題名は「Forever～時を超えて～」寸法は、天地9メートル、間口24メートル。
重さはおよそ1トン。織り方は、西陣本綴錦織です。
寄贈は神戸市中央区の化粧品製造会社、加美乃素本舗です。
デザインは、華麗で優美な宝塚の舞台を表したロココ様式の唐草模様を花紋風に展開して、軽やかに舞い踊るような動きが感じられるようにしたとのこと。
また玉虫色の色づかいは、ステンドグラスの光をイメージ。別世界への入り口を表現しています。
そして緞帳全体に伸びる金色の線はトップスターの背中の羽をイメージしています。
夢の世界へ誘う舞台が、ますます発展していく様子を表しているといいます。
新緞帳のお披露目取材には珠城りょうさん、愛希れいかさん、月城かなとさん、そして組長・憧花ゆりのさんが登壇されました。
★新緞帳をご覧になっての感想
憧花さん
「本日、株式会社加美乃素本舗様より新しい緞帳『Forever～時を超えて～』をご寄贈いただきました。
ロココ様式の唐草模様を背景に、別世界への入り口を表現していると聞いておりますこの『Forever』は、見た瞬間に胸がわくわくして、もう夢の世界が始まっているようでございました。この素晴らしい緞帳を前に、またさらなる夢の世界をご覧いただけますように、生徒一同努力をさらに重ねてまいりたいと思います。本日は本当にありがとうございました。」
★新しい月組公演「エリザベート～愛と死の輪舞～」へ向けての意気込み（※取材は8月）
珠城さん
「ただいま私たちは次回大劇場公演ミュージカル「エリザベート～愛と死の輪舞～」の稽古真っ最中でございます。こちらの公演は今回の月組で10回目の上演となります。長く皆様から愛していただき、語りつがれてきた作品を、今回私たち月組でどのようにまた新たなものを創り上げていけるのか、皆で奮闘しながら、今稽古に励んでおります。劇場にお越しくださいました全てのお客様の心に残るような、心ある舞台をお届けできますよう、8月24日の初日をお待ちいただけたらと思います。皆様、本日は本当にありがとうございました。」
ご観劇の際には、ぜひ新緞帳にもご注目くださいね！