元宝塚歌劇団 雪組 大澄れいさん
樽井美帆です
宝塚歌劇の夢と情報をお届けする『レビュー・ステイション』
5月3日(金・祝)は、スペシャルゲストデイをお届けしました!
お迎えしたのは、
元宝塚歌劇団 雪組 大澄 れいさん
令和1回目の放送に『れいさん』をお迎えする奇跡
2006年92期生として
宙組公演 『NEVER SAY GOODBYE』で初舞台。
2014年2月、『Shall we ダンス?』・『CONGRATULATIONS 宝塚!!』で退団されました。
大澄れいさんといえば画伯!
宝塚歌劇史上初の客席参加型公演となった
2009年の雪組公演ラテン・ロマンチカ『RIO DE BRAVO!!』。
この公演のプログラムに振付イラストを描かれました。
ポンポンを手に踊った、舞台と客席が一体となった楽しい公演でしたよね~
大澄れいさんがプログラムに描かれたイラストを見て、
みなさん振付を練習されたのではないでしょうか?
演出を担当された齋藤吉正さんは、生徒さん一人一人をよく見ていらっしゃって、
大澄れいさんが絵を描くことが得意であることもご存知だったそうです。
『ザッキー、ちょっと描いてよ~!』という依頼で描くことに。
わずか4コマですが、とても分かりやすいイラストでしたね!
イラストのモデルは、当時のトップスター水夏希さん。
イラストをご覧になった水夏希さんは
『私ってこんな風に見えてるんだ~!似てるね!』と
感想をおっしゃっていたそうです。
大澄れいさんの描かれるタカラジェンヌのイラストは3等身とキレイな目が特徴的。
とても可愛くて、クスッとなる愛嬌がありますよね。
タカラジェンヌのイラストを描かれる時は、肌・目・唇のツヤが必須なんだそうです
在団中はもちろん、退団されてからも雑誌『歌劇』にイラストを描かれています。
2014年7月号・8月号や、2017年5月号創刊1100号記念など、
ぜひもう一度ご覧くださいね。
組が違い共演したことのないたくさんのトップスターさんやスターさんを描いたことで、
組をこえて交流できたことはとても幸せでしたと大澄れいさん。
退団後は、大阪芸術大学附属大阪美術専門学校を経て、
大阪芸術大学へ。
そして、この春には京都市立芸術大学大学院修士課程に入学をされました。
版画を専攻され作品制作に取り組んでいらっしゃいます。
ご自分の宝塚時代の写真をモチーフにした作品多数。
シルクスクリーンという技法がメインだそうです。
タカラジェンヌで初めてプログラムにイラストを描き、
タカラジェンヌで初めてラインスタンプを作られた大澄れいさん。
退団後は、本物の画伯になるべく邁進されています!
退団公演『Shall we ダンス?』で演じられたダンス教室の生徒役。
早霧せいなさん演じるエラ先生を目的で教室に通う印象的なキャラクター!
演出を担当された小柳奈穂子さんからは『思いっきりやっちゃって!』と。
役作りのために、社交ダンス教室に実際にレッスンに通われた大澄れいさんは、
レッスンに通われている男性を観察し、
教室の先生方には、社交ダンスを習いに来られている男性の変化についてインタビュー。
そして出来上がったのが、あの強烈なキャラクターだったのです。
エラ先生が本当に嫌そうな顔をしてくれると『よしっ!』とうれしかったそうですよ(笑)
繊細な観察力は、現在の芸術活動にもつながっているのでしょうね。
大澄れいさんは、6月26日(水)から7月1日(月)まで
阪急うめだ本店 祝祭広場にて開催される『アート・フェア』に10作品を出品されます。
大澄れいさんも会場にいらっしゃって、作品の解説をしてくださるとのことですよ!
ぜひ、お声がけくださいねとおっしゃっていました。
大澄れいさん、ご出演くださりありがとうございます!