宝塚大劇場 雪組公演『るろうに剣心』

樽井美帆です

 

宝塚大劇場 雪組公演浪漫活劇『るろうに剣心』

いよいよ千秋楽を迎えます。

 

 

和月伸宏氏原作の『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』は、

1994年4月に週刊少年ジャンプにて連載開始後、

アニメや実写映画も次々と大ヒットを重ね、

世代を超えて多くの人に愛されている作品です。

 

その『るろうに剣心』初のミュージカル化に、

宝塚歌劇が挑みました!

 

脚本・演出は、小池修一郎さんです。

 

小池修一郎さんにとって初めての『和もの』作品なんですね。

 

 

チケットの確保に苦労された方も多かったのではないでしょうか?

 

初めて自分から積極的に宝塚歌劇を観たいと思い、

朝7時前から並んで当日券をゲットした男性

 

立ち回りを心配していたが、

大変忠実に演じられていて驚いたという方

 

ビジュアルが原作のイメージ通りで素晴らしいと感激された方

 

番組にも様々な感想をお寄せいただきました。

 

 

昨年『ルパン三世』を上演した雪組、

漫画のキャラクターを演じる力は素晴らしいですね!

 

 

実際にはありえない動きを可能に!

 

緋村剣心を演じる早霧せいなさん

 

回転しながらジャンプし、刀を一振りすると

10人ほどの人が斬られて飛んでいきました。

 

ダンスで鍛えられた早霧せいなさんの立ち回りは、

背筋が伸びてとても美しい

 

前傾姿勢でスタスタ走る姿は、

まさしく漫画そのもの。

 

素晴らしい身体能力ですね!

 

カリスマ剣士なのに愛嬌がある緋村剣心を

見事に演じられました。

 

 

トップ娘役 咲妃みゆさんは、神谷薫 役

 

演技力の素晴らしい咲妃みゆさん

 

清々しい可愛らしさ、健気さ、

口をとがらせて拗ねる姿、

生き生きしていて魅力的でした。

 

少年剣士 明神弥彦を演じた

彩みちるさんもとっても可愛かったですね。

 

 

それぞれのキャラクターがみなさんピッタリ!

 

自分の身長よりも長い斬馬刀を振り回す

豪快な相楽左之助は、鳳翔大さん

満開の笑顔が印象的でした。

 

この方のビジュアルの美しさと

意外性のある太い声に

魅了された方も多かったようですね。

 

四乃森蒼紫の月城かなとさん

 

 

そして、今回も早霧せいなさんの敵役となった

望海風斗さんは、加納惣三郎役

 

宝塚歌劇でミュージカル化されるにあたり

新しく誕生したキャラクターです。

 

歌声にますます磨きがかかり、

歌の表現力の素晴らしさに引き込まれました。

 

なんともいえないミステリアスな魅力に

ゾクゾクしました。

 

2作品続けて、早霧せいなさんと望海風斗さんは

一騎打ちを演じましたね。

 

客席の通路でも激しい立ち回りが演じられ、

迫力満点の舞台でした。

 

 

また今回のプログラムは、手にとった時の質感もいつもと違い、

見開きの写真が入っていたり、

プロフィール紹介ページは色がおさえられ、

フォントが毛筆になっていたり、

また漫画のキャラクターもたくさん登場し、

いつにも増して見所満載でした。