元宝塚歌劇団 月組 妃乃 あんじさん

 

宝塚歌劇の夢と情報をお届けする

『レビュー・ステイション』

 

2021年3月27日(土)は、

スペシャルゲストデイをお届けしました!

 

お迎えしたのは、

 

元宝塚歌劇団 月組 妃乃 あんじさん

 

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妃乃さんは、2003年 89期生として

『花の宝塚風土記』で初舞台。

 

2011年『アルジェの男』

『Dance Romanesue』で退団されました。

 

リスナーさんから、

妃乃さんの声から素敵な人柄が表れていると

メッセージいただきましたが、本当にその通りで

優しくもポジティブなオーラを放たれている

妃乃さんからは、話を聞いているだけで元気をもらえました

 

 妃乃さんが宝塚を目指されたきっかけは・・・

なんとお父様から直々に

「宝塚に入って!」とお願いされたそうです!!

しかも、ビックリなことに土下座をされてお願いされました

 

 

妃乃さんが、宝塚に入りたい!と思う

きっかけになった大好きな作品は、

2000年の月組公演

『BLUE・MOON・BLUE 』『LUNA』

 

同期でもあり、花組へ移動するまでの期間

同じ月組の舞台に出演されていました

明日海りおさんも、妃乃さんと同じく

この作品が大好きだそうです

 

また、妃乃さんと明日海さんは

同じバレエ教室に通われており、

明日海さんが初めて教室に来られた時のことは

今でも覚えていて、とにかく可愛かったそうです

 

音楽学校で共に学び、過ごした時間を振り返り

同期と家族になれ、とてもよかった

2年間だったとお話くださった妃乃さん。

 

自分の様々な部分をさらけ出したことによって、

まるで家族のような一生特別な存在ができました。

今でも、同期の皆さんで

音楽学校時代のお話をすると

楽しくて話が止まらないそうです

 

そんな同期の皆さんと一生懸命取り組んだ初舞台。

個性豊かな同期を

まとめてくださったのは、凪七瑠海さん。

 

凪七さんの柔らかな優しさ・可愛らしさに

助けてもらっており、

「彼女(凪七さん)がいてくれたから、

全部まとまっていた」と、お話くださいました。

 

そして、ドンと構えて裏で同期をまとめ、

守っていた人物がもう一人います。

それがなんと・・・望海風斗さんだったそうです。

 

同期で何か問題が起きたとしても、

望海さんという大きな存在がいてくれたからこそ

同期で頑張ってこられました。

 

 

89期生の初舞台のラインダンスといえば、

まるで愛のキューピットのような

とっても可愛らしい衣装でしたよね。

そして、頭にはふわふわとした飾りがついていました。

 

そのため、すみません!と、

頭を下げて謝るたびに、何人も

その飾りが絡まり、扱うのが大変だったという、

想像しただけでついほころんでしまう

可愛らしいお話も聞かせてくださいました。

 

 

月組の公演を見て、

宝塚に入りたいと思ったこともあり

月組に配属されとても嬉しかった妃乃さん。

 

妃乃さんが退団するきっかけとなったのは、

お母様のご病気でした。

宝塚を目指されている時は

妃乃さんの夢を叶えるために、

二人三脚で共に歩み、お母様に支えてもらいました。

 

「今度は私がこの命を

何が何でも守らなければ!」と、

お母様とこれからの人生を長く一緒にいたいと思い、退団を決めました。

 

手術の時以外は

ずっとご自宅で療養されており、

妃乃さんは毎日宝塚とご実家を行き来されて

お母様の看病をされていたそうです。

その時の妃乃さんは、なんと新人公演にも出演する学年。

夜中に帰って朝方出てくるという

大変な中、お母様を支えてこられました。

 

しかし、宝塚は

その日で辞めることのできない世界。

妃乃さんが次の公演での退団を決めるも、

退団公演を迎える前に、お母様は天国へ行かれました。

 

次のステップを決めての退団

という訳ではなかったのもあり、

退団してからの日々は、妃乃さんにとって

とてもつらい時期でした。

 

そんな時に、起こったことが東日本大震災。

宝塚を退団された後、復興支援のボランティアを始められました。

自然と妃乃さんの中で、

東北の方々に何かすることで

自分自身も前を向いていこうと思うきっかけとなりました。

 

なんと、退団して1か月後には

宮城県の南三陸町、被災地へお一人で行かれました。

南三陸町の町長さんに直接お会いし、

宝塚の在団中に貯めていた資金を

義援金としてお渡ししました。

 

様々なお話をする中で、町長さんから

「涙って枯れないんですよ。

私も毎日毎日泣きました。

けれど、(震災後、8か月が経って)

たった一つだけ変わったことがあるんです。

それは、涙は枯れないけれど

泣く回数が減りました。

だからあなたも、今、無理して

一生懸命頑張っているけれど

泣きたいときは泣いていいんですよ。

時間がたてば、少しずつ変わってくるから。」

と、無理をしなくてもいいよと

声を掛けられたそうです。

 

その時に、私にできることが

何かあるんじゃないのかなと思われた妃乃さん。

そして、その場所を後にする際、

「私ができることを考えて、

必ずこの場所に戻ってきます。」と伝えられました。

 

そしてボランティアを始められた中で、

思いつかれたのがボランティアツアーです。

 

宝塚で繋がったご縁を活かし、

自分一人で何かするのではなく

少しでも多くの方と共有することで

何か生まれるものがあるのではないかなと

バスで被災地を訪れ、瓦礫撤去などをおこないました。

 

他にも、様々なボランティアを

おこなわれましたが、

主に取り組まれていたのは、ご遺体捜索活動。

 

寝泊りも車やテントの中など、

宝塚の華やかな世界と真逆の世界に来てみて、

今まで自分が見てきた世界も

もちろん大切な愛しい世界でしたが、

そこでは出会えなかった人たちと

これまでできなかった経験が

できたことが貴重な時間となりました。

 

被災者の方々と、丁寧に

一人一人と向き合うことで、

妃乃さんご自身も前を向くことができたそうです。

 

 

そして、現在

宝塚を退団された方が活躍できる場を

つくりたいと思うきっかけとなったのも、

初めて東北の皆さんの前でおこなったコンサートです。

「震災後、初めて嬉しくて涙が出た」と、

涙を流して喜んでくれました。

 

この時に、宝塚にいたことを活かして

社会貢献できないかなというところから、

現在活動をされています、Huuugを立ち上げられました。

 

一般社団法人 Huuugでは、

Huuugなりきりステージという

お子さんが主人公となり、一緒に冒険を楽しむ

参加型のミュージカルをおこなわれています!

元タカラジェンヌの皆さんと一緒に物語を楽しめます。

 

一般社団法人 Huuugホームページ

http://huuug.jp/

 

そして、妃乃さんがこのコロナ禍で

取り組まれたことといえば、カタリジェンヌ。

24名の元タカラジェンヌの皆さんが

全10話の物語を紡ぐボイスドラマ。

 

現在、HuuugのYouTubeチャンネルにて

公開されていますので、ぜひおうち時間のお供に楽しんでくださいね。

 

Huuugチャンネル

https://www.youtube.com/channel/UCwGIsvr4VTHNAwXrS2mmlwA

 

 

「どんなことをおこなうにもきっかけがあり、

そのきっかけとどのように向き合い、

どのように広げていけるかは自分次第」

とお話くださった妃乃さん。

 

周りの方、一人一人との丁寧な向き合い方など、

小さなきっかけを大切に

ここまで来られた妃乃さんのお話に、

感動で胸がいっぱいになりました。

 

 

 

妃乃あんじさん、ご出演くださいまして

本当にありがとうございます!

 

 

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なお、妃乃あんじさんがご出演くださるにあたり、

Coffee & Dining Raggedy様より

「お食事券」を、

カフェ モチャ様より「台湾カステラ」を、

Gelateria Rintocco様より

「ジェラート」をご提供いただきました。

ありがとうございます。

 

Coffee & Dining Raggedy(ラガディ)

https://www.instagram.com/raggedy.takarazuka/

 

カフェ モチャ

https://www.instagram.com/cafemocha0915/

 

Gelateria Rintocco(ジェラテリア リントッコ)

オンラインストア

https://rintocco.base.shop/