たからづかブリーズサンデー「川柳の時間」ブログ版
毎週第1・第2の日曜日の9時台にお送りしています・・・
「川柳の時間」
今週、ご紹介した投句とお時間の関係でご紹介できなかった句を紹介する
「川柳の時間」ブログ版です。
講評は、夕凪子さんです。
さいとうみくさん
「豆300食べちゃったけどまだ9歳」
・・・節分の豆をたくさん食べたのですね。
きっと、300歳まで生きられますよ!!
「鬼は外鬼一匹が夢の中」
・・・鬼を追い出したつもりが、夢の中に逃げ込んだのでしょうか?
きっと、みくさんと仲良くしたいのでしょう!!
洋子さん
「ラブストーリー読んでるような微熱あり」
・・・風邪が流行っていますね。。。
微熱を「ラブストーリー」のせいにして楽しい!!
負をプラスに変えることができるのも、文芸川柳ならではの力です。
公子さん
「ピョンチャンに国旗はためくまんまるく」
・・・冬季オリンピックが始まりました。
どの国もどの選手も全力が出せますように!!
人も国旗も「まんまるく」応援しています。
たえさん
「踊り手も冬の掛け声どっこいしょ」
・・・冬を乗り切るために「どっこいしよ」と弾みをつけます。
立ち上がる時も、階段を登る時も、身が軽くなります。
広子さん
「立春へボトルシップの水ゆるり」
・・・ボトルシップに水が見えるのも「立春」のせいです。
鋭い感性の持ち主です!!
康子さん
「団らんの灯りの外を行く夜勤」
・・・寒い時期の夜勤の厳しさがよく詠まれています。
がんばりましょう!!
悠実さん
「咲かすだけ咲かせて水の無責任」
・・・「私が咲いたのは水のせいです」と責任転嫁しています。
「私は悪くない」と思うことで、今日も元気に生きられます。
ひでこさん
「キッチンの電気ストーブ萌えてくる」
・・・電気ストーブのやわらかい暖かさを「萌える」と
表したところですが「発見」です!
モノ皆、萌えだす2月です。。。
「粕汁におぼれています雪こんこ」
・・・粕汁のおいしさがよく表現されています。
外の寒さとの対比も汁のあたたかさをより引き立てました!
Sashaさん
「鬼の爪のような蕾が春を待つ」
・・・立派に開花するには、冬の寒さに耐えなければなりません。
それは、人も同じです!!
春になる前の覚悟がよく出ています。
パーソナリティー・岸田久美子
「ふきのとう春まつ心つつみこむ」
・・・終止形ですと「ふきのとう」のみのことになってしまって惜しいので、
「つつみこみ」としましょう。
私もあなたも春を待っているのですと、広がりが出ます。
みなさん、今週もたくさんの投句、
ありがとうございました。
次回は茉莉亜まりさんが担当します。
なお、来月は「3月」がテーマです。
3月の香りのする十七音字のドラマをお待ちしております。