たからづかブリーズサンデー「川柳の時間」ブログ版

茉莉亜まりさんです毎週第1・第2の日曜日の9時台にお送りしています・・・

「川柳の時間」

今週、ご紹介した投句とお時間の関係でご紹介できなかった句を紹介する

「川柳の時間」ブログ版です。

講評は、茉莉亜まりさんです。

 

徳道かづみさん

「迷ったら曲がった道を選べ亀」

・・・合えて、まっすぐに背を向けよ。

   亀として愚鈍に、地をゆるゆると這って行け!

   空を見上げて君よ前へ!

   そして、あたしも!!

「晴天の別れレモンをギュッと噛む」

・・・五月晴れのもと、きっぱりと告げる別れ。

   涙のかわりに覚悟のレモンを噛めば、ほろ苦くてすっぱい。

   歪んだ顔がゆるむのを見はからって、

   その香りだけをまとい、

   空を仰げば・・・

   「本日も晴天なり」

 

黒田俊さん

「飛ぶ日も近い丁寧に羽拭いています」

・・・川柳は「五・七・五」の十七音字ですが、

   どうしてもおさまらなければ、上の五音は十音くらいまで、

   長くなってもいいと言われています。

   俊さんには、羽が生えているのですね!

   五月晴れの空へ飛び立てるよう、

   無事に目指す場所へ辿り着けるよう、

   羽を整えてください!!

「五月晴れぼんやり夫と飲むビール」

「ただいまが聞こえるような子供の日」

「エンディングノート今朝またひとつ書き足して」

 

 

城水めぐみさん

「行儀よく並ぶドミノの不穏当」

・・・整然と行儀よく並ぶドミノ。

   「しん」とした、その様の先にあるドラマが波乱含みなのは・・・

   「ドミノの運命」

   ざわつく心で見据え、

   「その先」

   と向き合っているのでしょう!!

 

前田邦子さん

「種袋振って五月の音を聴く」

・・・これから咲く花。

   実る実を思って、

   ~シャカシャカシャカ~

   五月の音は希望の音ですね。。。

 

 

みなさん、今週もたくさんの投句、ありがとうございました。

きょうは、初めての方お二人からも投句いただきました。

次回は夕凪子さんが担当します。

 

なお、来月は「6月」がテーマです。

次回の茉莉亜まりさんの登場は、6月10日となります。

6月の香りのする十七音字のドラマをお待ちしております。

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