たからづかブリーズサンデー「川柳の時間」ブログ版

毎週第1・第2の日曜日の9時台にお送りしています・・・

「川柳の時間」

今週、ご紹介した投句とお時間の関係でご紹介できなかった句を紹介する

「川柳の時間」ブログ版です。

今回の担当選者は、茉莉亜まりさんです。

今週もたくさんの投句をいただきまして、ありがとうございます。

 

多舵洋さん

「人間を続けたくって今日も酒」

「掃除機で吸い込みきれぬわだかまり」

 

 一橋悠実さん

「錦鯉 大きい口に惚れました」

「その先を見ている鉛色の先を」

 

城水めぐみさん

「太陽を埋めると発芽してしまう」

 

猫又さん

「猫の眼に映る明日と遠い過去」

「見つけてね来世はあたし猫になる」

「虚と実のあわひを見詰めオッドアイ」

 

月波与生(つきなみよじょう)さん

「誤解されたまま出口へ来てしまう」

「レモン石鹸を替える八月のタブー」

 

のんびりあん さん

「定位置に挟まりだしたホシブドウ」

 

芍薬さん

「文豪の近影の眼の中の海」

 

徳道かづみさん

「神ならぬ身ゆえ涙が止まらない」

「時効です謝罪は二度と受けません」

「ひまわりの黄色 愛したかった人」

 

涼閑さん

「ツェッペリン、ピンクフロイド天の父母」

「てのひらに雲の重さを計る午後」

「あなたまでわたしの影が届かない」

 

入り江わにさん

GoToのサーフボードに海は凪ぐ」

 

恵庭弘さん

「会いたい人には会えるうちに会え!」

「会社には白と黒とグレー有る」

「この広い世界で会うの偶然ではない」

「バカボンに政治任せておけないね!」

「国会を開かないバカ辞めてくれ!」

 

 

今月投句いただきました作品の中からの気になる作品です。 

月波与生(つきなみよじょう)さん

「よく笑う方が被害者だったのです」

=よく笑うことで覆い、取り繕うしかない深いかなしみと、

 被害者でありながらよく笑うことのできる人としての力と。

 

一橋悠実さん

「薄いから許すわけではないのです」

=薄くても濃くても許す。

 「許す」のは「許さない」自分から自由になることなのかもしれません。

 

涼閑さん

「都市封鎖見守る天の北十字」

=星は変わらず瞬き見守っています。

 心まで封鎖することなきよう、天を仰いでいたいですね。

 

 

 

みなさん、今週もたくさんの投句、ありがとうございました。

なお、来月は「9月」がテーマです。

次回の茉莉亜まりさんの登場は、9月6日となります。

9月の香りのする十七音字のドラマをお待ちしております。