「市立病院の得した気分!」-たからづかタウンガイド-
皆さんお元気ですか?
玉井順子です!
今回の「市立病院の得した気分!」は
がん診療支援センター 師長
吉田こずえさん、
主任看護師
藤森令子(のりこ)さんに、
オンラインで、「がんに関する情報や治療中の相談はどこで出来ますか?」をテーマに、がん診療支援センターについてお話しをお聞きしました。
·がん診療支援センターの役割···?
がんの診療を支援する所で、「がん相談支援センター」「看護相談外来」「緩和ケアチーム」を包括し、がんの診断前から治療中の様々な支援を行っています。
·「がん相談支援センター」とは···?
病気·治療に関する相談から生活·仕事·お金に関することなど幅広い相談に、かん専門看護師やソーシャルワーカーが応じています。
治療に関することは看護師の方に、治療以外、例えば医療費や社会保障制度に関することなど、患者さんに関する全体的な相談はソーシャルワーカーが応じているとのこと。
住宅ローンや学資保険など、もう少し深い内容、生活全般に関する社会制度などについては、がんライフアドバイザーやフィナンシャルプランナーの方に月2回相談日があるので、そちらに案内したりするそうです。
専門看護師とは治療などについて、生活での金銭面や社会保障制度などは、そのプロフェッショナル、在宅療養の相談などは自治体等も関わって来ると思いますし、まさにチームで支える形なのかも知れません。
·本人以外でも大丈夫!
相談は本人だけでなく、本人以外でも大丈夫だそうで、例えば家族としてどう支えたら良いか?など本人への関わり方など様々なご相談が寄せられるそうです。
患者さんも高齢の方も多いそうなので介護などの問題もあるかも知れませんね?
·何が不安か分からない!
「具体的に何を相談したいか分からない! 」「漠然とした不安を感じる!」などでもOK!
お話しをしている間に聞きたい事が分かって来たり、安心出来たりすることもあるそうです。
また、帰った後で聞きたい事に気がつくこともあるので、何度でもご相談下さい、とのことです。
·誰でも···!
がん相談支援センターは、入院や外来で来られている方だけでなく誰でも相談可能だそうです。
「何か病気かも知れない?」「こんな症状が不安!」そんな方もいらっしゃるかも知れません。
気になる方はまず相談してみては如何でしょうか?
利用方法は、まずはお電話で「がん相談お願いします」とお気軽にご相談下さい。
直接来院でも大丈夫ですが、電話で事前に予約をしておくとスムーズだそうてす。
連絡先:宝塚市立病院
☎️0797-87-71161(代表)
平日9:00~16:00
·看護相談外来とは?
がん看護専門看護師·がん化学療法看護認定看護師·がん放射線療法看護認定看護師·乳がん看護認定看護師·緩和ケア認定看護師など、がん看護の中でも様々な資格を持つがん専門の看護師が医師とともに医師の説明の補足をしたり、また医師の説明時に「緊張していてあまり覚えていなかった」とか「専門用語が分からなかった」など不安に感じたことなども後で聞いたり、これからの療養のイメージが出来る様説明したりするそうです。
確かに先生からだと少し緊張したり、後から「あれも聞けば良かった!」って思うことありますよね?
先生にはちょっと遠慮してしまうかも知れないけど看護師さんだと気軽に話せたり、がんに関して専門の看護師さんだとより聞きやすいかも知れませんね?
·がんサロンとは···?
月一回開催している患者さん同士で色々お話しをする機会で、今は新型コロナ感染症の影響でオンラインでの開催となっていて、3~4人の少人数で開催しているそうです。
お申し込みなどについては、
病院内のポスター·広報たからづかやホームページなどのQRコードから出来ますので、良かったらチェックして下さい!
それぞれお互い同じ悩みや気持ちを共有出来るかも知れない患者さん同士で気軽に話しあう機会は、自分だけでは解決出来ないことや、不安な気持ちがちょっと楽になるかも知れないですね?
がんに罹患したり、がんかも知れないと思うことだけでもストレスや不安を感じると思います。
そんな時、病気や生活全般に関することまで相談出来たり、同じ気持ちを共有出来る患者同士のコミュニケーションは、心がホッと軽くなることもあるのではないでしょうか?
不安を感じている方は、良かったら相談してみてください。
今は大丈夫だけれど、いつか?もしかしたら···? と思うこともあります。
何でも相談出来る場所が宝塚市立病院にあることは、とても心強く感じました。