「降り注ぐ光り輝く陰・パリ油彩画展」-たからづかタウンガイド-

皆さんお元気ですか?

玉井順子です!

 

今回のゲストコーナーは、油彩画作家 黒田ひろしさんに

現在第一部が開催中の「黒田ひろし パリ油彩画展」についてお電話でお話しをお聞きしました。

 

フランスのパリで描いた作品を、今年も宝塚で披露して下さっています。

来月12月の「ウィズたからづか」の裏表紙に昨年同様、黒田さんの素敵な文章も今回の作品とともに掲載されるそうです。

絵に合わせて書いた文章では無いけれど、書いていると絵が浮かんで来たそうで自然と関連してきたそうです。

 

・パリだからこそ色んなタッチに?

コロナで大変な頃もあったと思いますが、今年もパリで描いた作品が展示会で並びます。

黒田さんの作品は色々なタッチで描かれていて、最初は1人で描いたとは思えなかったくらいです。

人物画や風景画にモノトーンっぽいものや色鮮やかな作品、油絵なのですが水彩画の様に見える作品もあります。

 

·油絵の原点は薄塗りを重ねたもの?

ヨーロッパなどから日本に最初に伝えられた油絵は「印象派」の厚塗りの作品だった事から、日本では油絵といえば厚塗りの作品だと思われることが多いかも知れませんが、実はそれらは新技法で、ルネサンスからの油絵の真骨頂は薄塗りを重ねていく、というものだそうです。

レオナルド・ダ・ビンチの頃から油絵は描かれていて、例えばルーブル美術館に展示されている作品は薄塗りのものだそうです。

 

黒田さんはどちらも描いている、という事なんですね!

 

またその時々の気持ちというか、精神の変化が作品に影響したりするそうで、変化を恐れず描いているので、様々なタッチの絵があり、色々な作風を楽しんで描いている、と仰っていました。

 

また、フランスは色々な人種の人たちが暮らしていて街によって国を跨ぐくらい文化が全然違うそうで、1つの作風では表現しきれないそうです。

 

なので、黒田さんの作品には本当に色々な作風があるのですね?

 

私はパリには一度も言ったことが無いのですが、パリに行けば黒田さんの作品の意味が良く分かるとのこと。

 

行ってみたいけど、パリ行くのはちょっと難しいので、パリを連想しながら作品を見たら何か分かるかも、いや分からないかも知れないけど、何か作品の中に見えてくるものがあるかも知れませんね?

 

様々な作風の作品が並んでいるので、とても楽しく新しい発見をしながら鑑賞することが出来そうです。

そして、バリの風や匂い、まるでパリの片隅でのんピりされている皆さんの傍らで描かれている作品を見ているような···?

 

何か不思議だけど、ゆったりと時間が流れて優しい気持ちになれる様な気がします。

 

パリを描いていることは共通しているんだけど、タッチ作風が全然違うものが並んでいたりするのでとても新鮮だし楽しい展示会です。

 

そしてその···、

·「黒田ひろしパリ油彩画展」が阪急清荒神駅から清荒神参道を1~2分上がった「ギャラリー六軒茶屋」で開催中です!

 

「黒田ひろしパリ油彩画展」について

·今回のテーマは?

目を閉じると残像が残ります。

今回はその残像に注目したそうです。今回のテーマは「陰の部分の光!」

強い光を見たとき眩しくて目を閉じると残像が残ります。

その残像に着目したそうで、実際に目で見えていると言うより、光から守る補うため脳が見えているものと反対の色が見えているそうで、例えば眩しさが黄色に見えていたらその補色の紫色に注目して陰の部分を描いているそうです。

 

何となく分かる様な、やっぱり理解できない様な···?

気もしますが、ポートレートに描かれている作品の中に陰がクローズアップされたものがあって、様々な色が混ざり合って影の中に光が見える気がしました。

正解かどうかは分かりませんが···?

 

大事なことは陰だからと言って黒く塗潰すのではなくてかげの中に光を見出だす、陰の中を何処まで描けるか?

その部分を意識して描いているので、ぜひ注目して下さい、とのことです。

 

実際に作品を見た時、もしかしたら光と陰の答え合わせや、何か気づくことがあるかも知れません。

 

パリの空気を味わいながら様々な作風を楽しみ、光と陰の意味を考えながら優しい時間を過ごしませんか?

 

·1部2部カフェ展示の3部構成?

「黒田ひろし油彩画展」は1部2部カフェ展示の3つの構成になっていて、

 

1部は現在開催中で12月20日(水)まで

2部は2024年1月1日(月)~2月18日(日)

カフェ展示は2024年2月1日(木)~2月29日(木)

『カフェ展示とは』

☆ギャラリー隣のカフェの中にも20点以上展示されるそうです。

お茶などを飲みながらゆっくり鑑賞出来そうですね!

 

現在ギャラリーでは70~80点ほどの作品が展示されているそうですが、来年1月11日以降はパーティションの関係で40点ほどに減ることもあるそうです。

ただし、1部と2部など同じ作品ではなくて毎回入れ換えるそうですので、何回でも楽しめそうです。

 

じっくり派?お茶とともにゆったり派?色々な楽しみ方が出来そうですね?

 

作品についてなど、詳しいお問い合わせはギャラリー&カフェ「六軒茶屋」まで!

ホームページもありますので良かったらチェックして下さい!とのことです。

 

 

「黒田ひろし パリ油彩画展」

 

日時:

1部 :

11月18日(土)~12月20(水)

2部 :

2024年1月1日(月)~2月18日(日)

カフェ展示 :

2024年2月1日(木)~2月29日(木)

 

会場:

ギャラリー六軒茶屋

清荒神駅より清荒神参道を上がる徒歩約2分

営業時間:10:00~17:00

 

内容:

パリで描いた作品

テーマは『街に降り注ぐ光輝く陰』

 

お問い合わせ

ギャラリー&カフェ「六軒茶屋」

☎️0797-81-6515

 

 

お正月も開催しています!

清荒神にお参りの方も良かったらお立ち寄り下さい!