「市立病院の得した気分!」-たからづかタウンガイド-

皆さんお元気ですか?

玉井順子です!

 

今月の「市立病院の得した気分!」は

診療部長 兼 消化器内科主任部長 兼 消化器内視鏡センター長 兼 超音波センター長 田中弘教(ひろのり)先生に

「診療科間で連携して患者さん中心の医療を提供しています」

をテーマにオンラインでお話しをお聞きしました。

 

タウンガイド

 

・充実している内視鏡検査!

消化器内視鏡センターでは、資格を持った専門の医師が担当し、患者さんに安心で優しい検査が行われています。

また緊急時なども考えて24時間、体制を整えているそうです。

 

大腸と胃の検査も同時に行うことが出来たり、特に胃カメラの場合はほとんどの方が眠ったまま検査を受けられるそうで、終了後は回復室での休憩になるのですが、意識もちゃんとしっかりして帰られる所までサポートして貰えるそうです。

麻酔についても目が覚めてからフラフラしてしんどく無い様に調節し負担の無い検査を考えているとのことです。

 

更に、最新の内視鏡装置が導入されていて、顕微鏡で見るくらいの細かいところまで綺麗な画像が大きなモニターで見られるそうです。

 

小さな腫瘍や病巣なども見つけやすく、早期発見、治療が出来ることは患者さんにとっては嬉しいですね!

 

また、小腸の検査にはカプセル内視鏡があるそうで、薬くらいの大きさで、4~6時間程をかけて画像を撮影して、チェックするそうです。

 

薬くらいの大きさはちょっと良いかも?

 

高機能超音波装置!

高機能超音波装置では肝臓がんなどCTやMRIの画像をナビゲーションで出しながら、そこに向けて針を刺すなどの治療を行うそうですが、肝臓の固さや脂肪がどのくらい溜まっているか?を調べる事も出来るとのことです。

 

 

・消化器内科と外科の連携

例えば救急で外科に運ばれてくる患者さんに対して最初に内視鏡検査をした方が良い、しないといけない場合には外科と消化器内科が連携しているのですぐにスムーズに移行出来たり、逆に緊急手術が必要と判断された場合も消化器内科から外科への連携がしっかり出来ているので、ムダな時間を費やすことがないそうです。

 

消化器内科と外科は週に1日の間隔でカンファレンスを行っていて、がん患者さんや難しい状況の患者さんに関しても、情報や意見を共有することで最適な治療方針を固めて行くことが出来るそうです。

 

一人一人の患者さんのために、皆で意見を出し合い、最も良いと思われる方針を導き出しているんですね?

 

 

・他の診療科との連携

年々抗がん剤が良くなって来ていて、以前は腫瘍が大きくなりすぎて手術が難しかったものが薬で小さくなり手術が可能になることが多くなってきたそうです。

そのため、腫瘍内科や放射線科などとも連携しているとのことです。

 

患者さんの状況によって、色々な診療科と連携しているんですね?

 

 

・大学病院との連携

兵庫医科大学病院の肝·胆·膵外科主任教授の廣野医師が週1日外来で来られているそうです。

全国医師高度技能認定の合否を決めている日本で一番難しい資格の審査をしている凄い医師だそうです。

 

また、肝臓や膵臓、食道や高難度の直腸がんなどは兵庫医科大学病院で手術をして術後の経過観察は宝塚市立病院で行うなど大学病院との連携も行われています。

 

ただ、患者さんの希望は大事なので、その他の病院、例えば大阪国際がんセンターなど希望があれば伝えて欲しいとのことです。

 

 

・健診は大切!

健康に気をつけるためには、暴飲暴食は避けることや和食を中心にした食生活が良いそうです!

和食は日本の素晴らしい文化と仰っていました。

和食+運動!がお勧めとのこと。

とはいえ、誰もが病気になる可能性はあります。

がんなどに罹患してしまった時は少しでも早く見つけることが大切!

早く見つかれば治る可能性も高くなります。

食事と運動、そして、定期的な検診も忘れずにお願いします、とのことです。

 

お話しを聞いていると、抗がん剤なども日々進化している様ですし、内視鏡検査も最新の検査機などで患者さんにとって負担もどんどん軽減されていて、気持ちとしても検査が受けやすくなっていると思います。

 

もし何か見つかってもなるべく早い方が、治療も患者さんの負担も軽く、治る確率も高くなります。

 

内視鏡の検査など初めての時はちょっと不安もあるかも知れませんが、田中先生が仰っていた様に「気軽に」受けてみた方が良いですね!