「市立病院の得した気分!」-たからづかタウンガイド- イド-
皆さんお元気ですか?
玉井順子です!
今月の「市立病院の得した気分!」は
病院事業管理者 難波光義(みつよし)先生に
「新理念のもと、より充実した医療を皆さまに」を
テーマに色々とお話しをお伺いしました。
昨年1月にご出演頂いた時に気になった内容のその後についてお聞きしました。
・新型コロナウイルスが5類になって変化はありましたか?
新型コロナウイルスは少しずつ落ち着いて来てはいるけれど、全く無くなった訳ではなく、得に高齢の方の中には入院される方も居て、まだまだ油断出来ないとのこと。
また、昨年11月下旬以降年末にかけて幼稚園や小中学校なとでインフルエンザが増えるなどコロナ以外の感染症も気になるところです。
·大事なことは?
コロナが5類になってからマスクをしない人が増えているように感じるけれど、マスク·手洗い·うがいは感染症対策にはとても大事な事なので、まだまだ気をつけて欲しい、とのことです。
マスクは寒さや乾燥対策にもなるし、感染症対策と合わせて大事かも知れませんね?
·世界情勢で薬も···?
昨年のご出演時に世界情勢や色々な事情で薬が不足とのお話しがありましたが、その後についてもお聞きしました。
年末年始にかけて市販のせき止めなどが不足しているようです。
また、週に一回の注射でOKなど、糖尿病につては色々画期的な新しいタイプの薬も開発されているそうですが、世界的に需要が増えていて供給に追いついていないそうです。
患者さんにとっても負担が減ることは嬉しいですし、昨年は不足していた医薬品も今年は早く安定供給出来る様になって欲しいですね!
·宝塚市立病院も40歳?
宝塚市立病院も今年40周年ということで、この40年の間にスタッフの充実や最新医療の供給など、様々に進化しをとげてきたという事で、
進化についてお聞きしました。
例えば肺がんなど呼吸で動く病巣にミリ単位でピンポイントで照射出来る放射線治療器を2年ほど前に導入。
全国でも数台しか無く色々な所から見学や問い合わせも来ているそうです。
また、この治療器を使いこなせるスタッフも必要で、現在2名居て土日も合わせて24時間体制でバックアップしているとのこと。
更に、整形外科においても最も長く人工関節が使用出来る様にメスを加える所なども的確に判断し手術する非常に優秀な人工関節手術のプロフェッショナルの医師もいらっしゃるそうです。
·IT化 DX化?
年月とともに宝塚市立病院も建物の老朽化は進行しているそうです。そのためIT化、DX化による新たな情報システムの応用や新時代の検査·治療機器、そして建物についても、今後どの様に進めて行くのか?関連大学や学識経験者、市民の皆様などの意見を参考に進めているそうです。
·「新理念」について!
これまでの理念をブラッシュアップして、職員の皆さんから公募して新しい理念が決まりました。
医療や安全性の充実はもちろんのこと、患者さんの思いにもっと寄り添ったサービス面でももっと良くならないといけないとの思い、患者さんをより一層大切に寄り添い信頼されることが大事ではないか?との思いから生まれた新理念だそうです。
例えば、医療従事者側が最も良い治療方法だと確信したので患者さんと詳しく話し合うこと無く治療し、それが良い結果になったとしてもそれは正しい判断ではなく、患者さんの今後の人生なども考えて患者さんの思いを大切にして十分に話し合いながら進めていく、寄り添っていくこと、それが最も大切なのでは···?との考え方が「新理念」だそうで、職員の皆さんから上がってきたそうです。
難波先生も患者さんに寄り添うことを一番大切にしたいと仰っていました。
それは···、
まだ若手だった頃、師匠の様な先生に「命に関わらない病気は全部経験した方が良い」と言われたそうで自分が経験することで患者さんの辛さなど気持ちが分かるからだそうです。
その先生のアドバイスは、医療のレベルや安全性はもちろんのこと、それらだけでなく患者さんの気持ちに知り寄り添うことが大事だとの思いの原点なのかも知れませんね?
全職員の皆さんが新理念のもと、自らの能力を高めるための研鑽を重ねつつ更にチームワークで個々の力をパワーアップし、エッセンシャルワーカーとしての思いを抱きながらと努めて行きたい、とのことです。
これからの宝塚市立病院に、より一層期待したい思いとともに、色々な感染症や異常気象など体調を崩す人も多くなって来ている様な気がします。
これから医療従事者の皆さんもますます大変になるかも知れません。
ご自身のお身体も大切にして頂きたいです。