「市立病院の得した気分!」-たからづかタウンガイド-

皆さんお元気ですか?

玉井順子です!

 

今月の「市立病院の得した気分!」は

「病院長就任のごあいさつ 職員一丸となり地域医療の推進に勤めます」

をテーマに 病院長 兼 外科主任部長 岡田敏弘(おかだとしひろ)先生

にオンラインでお話しをお聞きしました。

 

 病院長就任から一ヶ月以上過ぎました、外科主任部長との兼任とのことで本当に大変だと思いますが、まだ動き始めたばかりでこれからだと仰っていました。

 

大学病院での研究等を経て、また宝塚市立病院に戻って来られたのが2020年始め頃、新型コロナウィルス感染症が蔓延し始めて···?

最初は治療法が無くみんな戸惑ったりしたそうですが、外科医や内科医、救急担当医などの方々や各スタッフの皆さんで協力しながら、外来や入院、PCR検査などを分担、未曾有の感染症に向き合ったそうです。

 

特に初めの頃は何も分からなくて、不安だけが膨らんでいた頃、スタッフ皆さんは自分たちがどうなるか分からないなか患者さんに向き合っていたんですね?

それは凄い勇気じゃないかなぁ?と、思います。

 

 

·宝塚市立病院への救急搬送は昨年度過去最高だった!

コロナ禍の間は本来であれば救急担当の医師や看護師の方がコロナの患者さんを担当することで救急の患者さんの受け入れが十分出来なかったり、受け入れの度に色々確認することで時間がかかったりコロナの患者さんだっら部屋を分けたりなどで、どうしても受け人数を制限せざるを得なかったそうですが、それらコロナに関する制限をやめることが出来た事でどんどん受け入れる事が出来る様になって、昨年度は救急患者の受け入れ数が過去最高となったそうです。

 

救急患者さんが増えたと言うより、コロナが落ち着いてどんどん受け入れる事が出来る様になったからなんですね?

 

 

・最新の機器や優秀な専門スタッフなど充実したがん治療について!

腹腔鏡手術や開腹手術、また抗がん剤や放射線治療、それらで腫瘍を小さくしてから手術など、早期から進行がん他の臓器に転移している場合などで様々な治療があり、外科や内科、放射線科などがそれぞれ連携し、患者さんにとってのペストな治療を皆で考えながら1人1人の患者さんに向き合っているそうです。

 

また放射線専門医による最先端の放射線治療器や抗がん剤治療もがん薬物専門医による治療が行われたり、それぞれの専門医師やスタッフの皆さんが連携して総合的な治療を行っているそうです。

 

 

・急な患者さんへの迅速な受け入れ体制や様々なサポート体制について

がん診療以外でも、消化器内視鏡センターでは急な腹痛や消化管出血などに対応するため24時間対応しているそうで、例えば虫垂炎など外科手術が必要な場合も診察から外科治療へすぐに対応することが出来るそうです。

脳出血など一刻を争う事が多い神経外科でも同様に救急搬送から画像検査、必要な場合は外科治療がスムーズに行えるそうで、外科の先生ともすぐに連絡が取れる様になっているとのことです。

 

スムーズに連携して治療が出来ることで救命の確率が高くなるだけでなく、後遺症や合併症の確率も減らすことが出来るとのことです。

 

また、急を要する患者さんには開業医から岡田病院長へのホットラインもあり、何時でも対応出来るそうです。

また診療時間外でも予約が出来るwebでの予約が出来るそうです。

 

 

急性期の治療は宝塚市立病院で、落ち着いたら家や施設、急性期でない病院や外来などへの「逆紹介」なども行っているそうです。

 

このように、がんだけでなく一般的な治療においても総合的な診療を行いつつ医療の質を高めているとのことです。

 

チームで患者さんの治療にあたることで患者さん自身も安心出来るのではないかなぁ?と思います。

 

それにしても、何時でも連絡出来る、と言うことは、先生方にとっては気持ちが休まる時はあるのかなぁ?とも思ってしまいました。

 

 

・「市立病院経営強化プラン」などにおける新病院に関するプロジェクトについて

ソフト面では日々進化が続いている宝塚市立病院ですが、ハード面建物に関しては築40年を越え、配管など見えない所の老朽化が進んでいるそうです。

そこで「市立病院経営強化プラン」が策定され新病院の開設に向けてのプロジェクトも今年4月から本格的に始動し始めたそうです。

今後その進捗状況は随時、宝塚市立病院や宝塚市のホームページに掲載されていくとの事です。

 

詳しくは、広報たからづか5月号7ページの「市立病院経営強化プラン」を策定し新病院の整備について決定しました。」をご覧ください。

 

 

・岡田病院長が目指す理想宝塚市立病院とその役割について

宝塚市立病院には、平時の急性期病院としての役割と、災害が起きた時には災害時の拠点としての病院に変身しなければ行けない。

公立病院としての二つの使命があると仰っていました。

 

 

もちろん災害は無いに越したことはありませんが、地震や豪雨など毎年何らかの災害が発生している日本。

宝塚市立病院は、公立の病院として私たち市民のためにとても大きな役割を担っているのではないかなぁ?と改めて感じました。