「子どもたちのために大人がアップデート」-たからづかタウンガイド-

皆さんお元気ですか?

玉井順子です!

 

今回のゲストコーナーは「トーキョーコーヒー うさぎの茶話会」代表

井川瑞穂(いかわみずほ)さんにお越し頂き、

「トーキョーコーヒー」と井川さんが立ちあげられた「うさぎの茶話会」

についてお話しをお聞きしました。

tomimage_50437377

 

お話ししている間、いつも笑顔を絶やさず、その優しい笑顔が印象的な井川さん。

 

「トーキョーコーヒー」に参加され、そのコンセプトに賛同して「うさぎの茶話会」を作られたそうです。

 

・「トーキョーコーヒー」とは?

アートスクールの〈アトリエe.f.t〉代表·吉田田タカシさんが旗振り役となって始まったムーブメントだそうです。

学校に行かない子どもたち行けない子どもたちは全国で約30万人居ると言われているとのこと。

トーキョーコーヒーは不登校は子どもの問題ではなくて大人の側の問題だという事で、大人をアップデートして行こう!をコンセプトに、大人たちが集まって楽しむことが子どもたちが安心出来るのでは?との思いから大人が楽しく活動する場だそうです。

子どもさんが不登校で悩んでいる保護者の他にもフリースクールを経営している人やご自身が生きづらさを抱えていたり、過去に不登校の経験がある方など、多くの方が賛同し参加されているそうです。

 

・名前の由来

「トーキョーコーヒー」はコーヒーショッブでは無く「登校拒否」のアナグラム(文字を入れ替えてつくる言葉遊び)から来ているそうです。

 

 

・「トーキョーコーヒー」に参加された理由

井川さんご自身が現在ホームスクリーニング中の子どもさんが居るそうです。

「なぜ?」という思いや、このまま学校に行かなかったら勉強や学校生活どうなるのか?などの不安、「甘やかしでは?」「どうするの?」などの周りからのプレッシャー、など色々しんどくなり追い込まれポロポロになっていた時に「トーキョーコーヒー」に出会ったとのこと。

「子どもたちは大丈夫ですよ!それより大人をアップデートしましょう!」と言う言葉に救われてトーキョーコーヒーに参加することにしたそうです。

 

「トーキョーコーヒー」のカンファレンスに参加すると同じ人たちが集まっている。学校に行っていない子どもやその親はマイノリティと学校では思われているが、ここでは当たり前の存在として居られる。

追い込まれしんどい思いをしている保護者など大人が色んなことをしたり、ゆったりしたりで楽しんで、アップデートすることで子どもたちも変わって来るのではないかなぁ?とのことだそうです。

それが、子どもは大丈夫!大人をアップデートしょうということなんですね?

なので、トーキョーコーヒーでは大人をアップデートするけれど、子どもは何をしても良い!しなくても良いそうで、何かやりたくなったら応援する、というスタンスだそうです。

 

井川さんも、トーキョーコーヒーに出会い、また色んなことを勉強したり沢山の方に助けて貰ったりしたことで、大きく状況が変わった訳では無いけれど、2~3年前と比べたら、今は何時も家族で笑って過ごせているそうです。

 

・トーキョーコーヒーとうさぎの茶話会の関係とは?

トーキョーコーヒーではカンファレンスに参加することで、ご自身が主宰して活動することが出来るそうで、そこから派生したのが「うさぎの茶話会」だそうです。

トーキョーコーヒーではその様な拠点を500以上つくる事が目標で、みんなの活動を通して学校教育を進化させるムーブメントを起こしたいという「優しい革命」を目指しているそうです。

 

トーキョーコーヒーの拠点というか派生組織?は他の地域に比べて、宝塚市はとても多く7拠点あるそうです。

それらは、農業やヨガ、ダンスに、料理など何でもOKなんですが、井川さんが主宰されているのが「茶話会」

 

・うさぎの茶話会とは?

井川さんが主宰している「うさぎの茶話会」は、不登校などの悩みを抱えている保護者の皆さんが集まって、おやつとコーヒー(コーヒー以外でもOK!)を飲みながらただおしゃべりをする「会」だそうです。

おしゃべりしなくても良いし、子どもさんも一緒でも大人だけでも良いですし、子どもさんも自由にして良い集まりだそうです。

 

「家から出ない」「テレビを占領して困る」などの身近なお話しから今の教育問題や子育ての大変さなど色んな話題が出るそうですよ!

 

もしかしたら、身内じゃないから、知り合いじゃないから、話せる事もあるんじゃないかなぁ?と思いますし、同じ悩みを持つ同士気持ちが通じ合うこともあると思います。

そしてそれは子どもたちも同じかもしれませんね?

何も強制されない、でもちょっと心が楽になれるかも知れない、大人の居場所、子どもは居ても良い場所!

凄く優しい場所ではないでしょうか?

 

「うさぎの茶話会」は月に一回午前中開催しているとのこと。

次回は、6月7日(金) 10:00~12:00開催予定とのこと。

 

·自然に触れる「会」も?

うさぎの茶話会の他に月に1度「山遊びの会」も開催されているそうです。

自然に触れて自由に遊んでください。

次回は6月18日(火) 10:00~

ゆずり葉緑地へ遊びに行く予定だそうです。

「うさぎの茶話会」も「山遊びの会」もどちらも詳しくはインスタグラムをチェックしてください、とのこと。

うさぎの茶話会の場所が分かりにくいのでインスタグラムでご連絡頂ければお迎えに来て貰えるそうです。

 

 

お話しを聞いていて、本当に優しさが伝わってくる井川さん。

井川さんの活動の中で大人たちもですが子どもたちも仲良くなったりするそうです。

 

笑って過ごせる···!

「大きく状況が変わった訳ではないけれど、今は笑って過ごせている!」との井川さんの言葉がとても心に残りました。

沢山のことを乗り越えて、乗り越えている途中かも知れません。

それでもやっといつも家族で笑って過ごせることが出来る様になったのですね?

井川さんは近所の繋がりも大事ではないかなぁ?と仰っていました。

 

昔は当たり前の様に近所に居た怖いおじさんやお節介なおばさんは、子どもたちにとってはとても大切な存在なのかも知れませんね?