「家庭の温もりを待っている子どもたちのために!」-たからづかタウンガイド-
皆さんお元気ですか?
玉井順子です!
今回のゲストコーナーは、北摂・丹波地区里親会会長
榎本匡笑(えのもとまさえ)さん
川西子ども家庭センター 家庭支援課 里親担当
山本哲(やまもとさとし)さん にお越し頂き
里親やその仕組み、相談会・説明会などについて
色々とお話しをお聞きしました。
・山本さんの仕事や榎本さんたちとの繋がり!
子ども家庭センターについて、
「児童相談所と言った方が分かりやすいかも知れないですね?」と山本さん。
里親の支援や里親制度について周知してもらうために榎本さんたちの里親会や里親支援センターウェルこころさんとともに協力し合い色々な活動をされています。
なので、榎本さんたち里親会とは円滑に活動が進むように、頻繁に連絡を取りながら情報共有しているとのことです。
皆さんに里親制度とはどの様なものなのか?知って理解してもらうために、説明会や相談会を開催したり、また相談所を受けたり、里親になり色々な出来事に遭遇したり壁にぶつかったりすることで、愚痴や悩みごと、失敗談などを話し合って悩みを共有出来る場所·サロンなども開いているそうです。
里親さんたちにとって嬉しい出来事はもちろん、悩みを話し合ったり失敗談を披露することで、「なんだ私だけじゃないかも?」という気持ちで心が楽になり、解決案や気持ちの持ち方なども見つかも知れませんね?
そして今年から「ウェルこころ」さんが加わって3本の矢ならぬ3つが一体となって里親さん、里子さんのために活動されているそうです。
心強いですね!
·里親制度について!
里親には色々種類があるそうですが、一番多いのは、保護者の方が何かの事情でご自身が育てる事が出来ない場合、その期間子どもさんをあずかる養育里親だそうで、兵庫県全体のおよそ8割~9割が養育里親だそうです。
その他には、養子縁組里親やボランティア里親などがありますが、ボランティア里親は施設の子どもを週末など期間限定であずかり、家庭の温もりを感じてもらうというもので、資格なども必要なく半日ほどの研修で登録するだけで出来るそうです。
例えば幼い頃から施設での生活しか知らない子どもたちも居るので、少しの期間でも家庭を感じる事が出来るボランティア里親も子どもたちにとって大切だと思います。
里親に興味はあるけれど、自分に出来るだろうか?と不安も同時に感じることもあると思いますので、入口としてまずボランティア里親から始めてみるのも良いかも知れませんね?
·北摂·丹波の里親の状況は?
里親を希望する方の登録数は、
全体で122名 養育里親が116名 養子縁組里親が60名(養育里親と養子縁組里親両方登録されている方もいらっしゃるそうです)
だそうで、実際に里子さんを受け入れている里親の数は36名だそうです。
宝塚市の状況も同じ様に、養育里親が多いそうです。
・出張説明会·相談会について
現在児童相談所は兵庫県で7か所あり其々に里親会があり、支援センターも其々に開設していこうとしているところだそうです。
県内に7ヵ所なので地域によっては児童相談所まで遠い所もあるので、出来るだけ多くの皆さんに知って貰おうと、各エリアに出かけて行く出張説明会や相談会を行っているそうです。
·里親説明会と相談会?
里親説明会と相談会が定期的に開催されていて、里親について気になる方また興味のある方具体的に考えている方などに詳しく説明や相談に乗ってくれるそうです。
里親に興味があり、前向きに考えている方は「里親相談会」がお勧めだそうです。
相談会では各個人や家庭、夫婦ごとにブースを分けて個別に里親になるに当たっての悩みなど色々な相談に乗り検討してもらう所だそうです。
さらにもっと具体的に前向きに検討したい場合は、次に児童相談所に相談という形になるので、相談会で申し込んだり決めるということはないとのことです。
ある程度の展望が描けている人は相談会に参加されてみては如何でしょうか?
また、里親とはどんなものなんだろう?里親に興味はあるけれど前向きに検討している訳では無いという方は、まず里親説明会から参加して頂くのが良いそうです。
「里親説明会」では里親について全体的な所を知ってもらうために、ビデオなども使って説明するもので、どちらかというと、相談会と違って一方通行かも知れないそうです。
里親について色々と知りたい、それから検討するかどうか考えたい!という方には、まず説明会から入ってもらう方が良いのではないかと思いますね?
そこでもっと興味がわいてきて具体的に相談したいと思ったら、次に相談会に参加するという形でしょうか?
初めから興味があり前向きな方は、最初から相談会に参加して頂いてもOKとのことです。
興味のある方はぜひ各地で行われている里親説明会や相談会にご参加ください。
・1人で悩まないで!
実は、外国などでは里子さんとの相性があまり良くないと思ったら解消することもしばしばあるそうです。
合わないまま暮らす方がお互い良くないと考えるのでしょうか?
ところが、日本人は逆に一度あずかるとその期限や最後まで責任を持たないといけないと感じる人が多く、一人で悩んだり苦しんだり疲れたりする方が多いそうです。
榎本さんは養子縁組里親や養育里親、季節里親などもされてきて今も里子さんがいらっしゃるそうで、
色々な事があるかも知れないけれど、決して一人で悩まないで欲しいと仰っていました。
色んな方法を一緒に考えてくれる、助けて貰える、周りの「児童相談所」の人や「ウェルこころ」さんも相談に乗ってくれる。
とても疲れて少し休みたい、里子さんと行けない所など様々な事情がある場合も少し里子さんと離れることも出来るそうです。
なので、「一人で何とかしなければ」と思わないで相談して欲しい。
「一人じゃない!」と思って欲しいと仰っていました。
「一人で悩まないで」「一人じゃない」とても温かく心強い言葉ですね?
きっと里親さんにとっては、覚悟みたいなことも考えると思うし、気軽に里子さんをお迎えすることは出来ないと思います。
けれど、ちょっと休むことも、相談することも、里子さんとの出会いや生活は強制ではないので、色々考える事も出来ると思います。
けれど、里子さんが立派な大人に成長したり、地域の人に里子さんのことを褒めてもらって「やったぁ!」みたいな気持ちになったり、楽しいことも沢山あるそうです。
もし興味があればちょっと覗いてみては如何でしょうか?
・里親制度等についての説明会と相談会日程
里親相談会が
11月22日(金) 13:30~16:30
キセラ川西プラザ
で開催されます。
また、12月14日(土)には、
丹波篠山市民センターで里親説明会が開催されます。
詳しくは、
里親支援センターウエルこころ
☎️072-755-7118
川西こども家庭センター
☎️ 072-756-6633
までお問い合わせください。