「市立病院の得した気分」

今日は良い天気で、洗濯や布団干しされた方も多かったのではないでしょうか?

玉井順子です!

 

さて、第二月曜日は恒例の「市立病院の得した気分」です。

今週は、宝塚市立病院 泌尿器科の福井浩二(ふくい こうじ)先生に

お越し頂き泌尿器の病気について、そして前立腺がん骨転移の新しい治療について

お話しを伺いました。

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泌尿器科専門医・指導医及び日本内視鏡外科学会腹腔鏡技術認定医(泌尿器領域)

日本泌尿器内視鏡学会泌尿器腹腔鏡技術認定医ということで、

何かあれば、腹腔鏡手術はお任せしたくなる先生ですよね!

指導医ということで、研修医の皆さんを指導されていて、

「出来れば泌尿器科を選んでもらいたいなぁ?」

とちょっぴり本音も聞けました!

 

泌尿器の病気で多くなってきているのが、前立腺肥大や尿路結石、

そして前立腺がんも増えているそう・・・。

理由は、検診で発見しやすくなった事や高齢化が進んでいること、

そして食事の欧米化だそうです。

男性のがんでは4番目に多いとか・・。

 

治療法としては、転移がない場合は、腹腔鏡手術やダビンチなどのロボット手術だそうです。

骨などに転移している時は、

男性ホルモンの分泌や働きを妨げることでがん細胞の増殖を抑える内分泌療法、

抗がん剤などの化学療法

そして、その次に考えられるのが、「ソーフィゴ静注」という放射線物質を含んだ薬を

体内に投与しその薬から出される骨に集まる特徴がある放射線の

注射による放射線治療

放射線というと身体に入って大丈夫なんだろうか?と考えると思うのですが、

この治療に用いる放射線は体内に入っても早めに消えてしまう特徴があるので、

大丈夫だそうです。

 

骨に転移すると痛みや痺れ、そして骨折しやすくなるそうで、

治す、という事はもちろんですが、延命や生活の質を落とさない効果も

あるそうです。

がんというとショックを受ける方も多いと思いますし、治らないかも・・?と

不安が先に立つこともあると思います。

ただ、完治(完解)しなくても、上手に付き合っていく方法もあると思いますし、

そういう意味では生活・生きて行く質をなるべく保てるソーフィゴ静注は、

これからの高齢化に向けて頼もしい治療法ではないかなぁ?と感じました。

 

とはいえ、早期発見に越したことはありません。

気になることがあったら、また定期的に検査するのが良いかも知れませんね!

お肉大好きな私としては、食事にもちょっと気を付けなくてはいけないなぁ?

と思いました!

皆さんはいかがですか?