「市立病院の得した気分」 -医療安全対策室-
暑さと共に不安定な天気でしたね? お元気ですか?
玉井順子です!
今週は「市立病院の得した気分」です。
今月のゲストは、医療安全対策室より、
室長(外科部長)黒田暢一(くろだのぶかず)さんと小林睦(こばやしむつみ)さん
黒田先生は外科部長として日々忙しい中、医療安全対策室を統括されています。
小林さんは、医療対策室専任で薬剤師としての知識を活用しながら
皆さんからの報告をまとめたり相談に乗ったりされています。
医療安全対策室が出来たのは、平成11年に基幹病院での肺と心臓手術の患者取替え事件、
消毒薬の誤注射事件をきっかけに国からの通達もあり、医療安全の取り組みが始まったとのこと。
航空業界か始まった重大事故は多くのニアミスやヒヤリハットの
積み重ねから来る、という法則!
あらゆる場面で同じことが考えられると思います。
医療安全対策室では、たとえば「出さないといけない薬が出ていない」とか
患者さんの転倒など、小さなことをすべて報告してもらい
それらをまとめて分析し、どうすればヒヤリハットを防ぐことが出来るか考えるそうです。
そうやって重大な事故、間違いが起きないようにするんですね?
人間は、大きな問題になる一歩手前のミスは、「しまった・・でも大丈夫だった!良かった!」で
忘れれしまうことが多いみたいなんですね?
でもそれが大きな事故に繋がるので、まず小さなことに気をつけることが大事!
そのために医療安全対策課の皆さんが気をつけていることは、
スタッフや患者さんとのコミュニケーションだそうです!
よく話しをすることで、小さなことにも気付くことが出来るかも知れないですね?
その為に患者さんを始めとした、病院を利用される方にお願いしたいのは、
「あれ?」と思ったこと、感じたことは、小さなことでも、
病院スタッフに話してほしい、と黒田先生。
先生はちょっと言いづらいなぁ?って方は看護士でも事務の人でも構わないので
是非伝えてくださいとのことです!
重大事故が起こらないように病院側はもちろんですが、私たち利用者も気をつけて行きたいですね?
皆でチェックしていくことが大切かも知れません。
医療安全対策室では、面倒でも小さなことも全部報告してもらうようスタッフに
声をかけ続けていることで、とても多くの情報が上がっているそうです。
どちらかというとあまり言いたくないことを報告してもらう、
ちょっと嫌われ者な感じの医療安全対策室。
でも、人の命がかかっている病院、取り返しの付かないことが起きないためには
本当に大切ところだと思います。
黒田先生や小林さんを始めとしたスタッフの皆さんにはこれからも頑張ってほしいですね!