「がん患者さんへのアドバイス」-市立病院の得した気分-

やっとお天気が回復して来ましたね? 皆さんお元気ですか? 玉井順子です!

 

さて、今週は第2月曜日「市立病院の得した気分」です。

がん看護専門看護師長吉田こずえさんと、

がんライフアドバイザーの川崎由華(ゆか)さんをお迎えして、

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向かって左から川崎さん・吉田さん 

 

定期的に開催している「がん患者さんとその家族の生活を支えるお金と仕事の相談会」

についてお話しを伺いました。

 

スヌーピーやワンちゃんたち好きな吉田さんは、がん相談支援センターの相談員として

患者さんやそのご家族の悩みや相談を聞いてアドバイスをされています。

その中でお金に関する詳しい相談は、

グッズも持ち歩くほどドラえもん好きな川崎さんが専門家の立場からアドバイスをされます。

 

 治療方法によって医療費は大きく変わりますし、

また年齢や年収、加入している公的医療保険によって上限も違いがあるそうです。

 

では、どんな患者さんからどのような相談が寄せられるのか聞いてみました。

これから治療を始める患者さんからの相談が多いそうで、治療期間や仕事が継続できるか?

仕事復帰のタイミング、そして治療等にかかる費用の問題や医療制度について

などが多いそうです。

 

・次にどのようなアドバイスをされるのか?

吉田さんが全体的な相談を聞いて、一人ひとりに合わせたアドバイスをされます。

また医療費や各制度などの専門的な内容については

専門家の川崎さんがお聞きするそうです。

川崎さん曰く、医療制度に関しては公的な制度だけでなく、

例えば会社員の方は会社の制度などもあり、

中には資料等だけでは分かりにくい内容もあるそうです。

それらを一緒に考え、時には会社に問い合わせるなどすることもあるそうです。

 

お二人のお話しを聞いていると、とても冷静なのですが、

相談者や患者さんへの想いや情熱が伝わってきました。

 

公的制度は全て申請主義で、中には1年半ほど、長期に渡って給付されるものもあり、

知ることによって少しでも負担が軽減されることで患者さんの不安も減ってほしいとの思い、

そしてがんという病気を抱えているので普通の生活は

出来ないのではないか?制限されることが多いのではないか?

不安に思う方もいると思いますが、たとえ病気であっても自分らしい生き方、

家族の生活を守りたいと思うのは当然なので、

それらを守れるようにアドバイスをして行きたいとのことで、

具体的な相談があるわけではなくても、漠然とした”困りごと”でも良いので

何かあれば、ぜひ「がん相談支援センター」にご相談くださいとのことです。

 

ちょっとした不安、もしかしたらもっと色んな制度があるんじゃないかなぁ?など

具体的な内容でなくても、不安を抱えている方は、

患者さんに寄り添った相談員の皆さんに是非お話ししてみてください!

 

 

「がん患者さんと家族の生活を支えるお金と仕事の相談会」

相談開催:第2火曜 13:00~16:00 

     第4水曜 9:00~12:00

費用:無料

要予約

問い合わせ及び予約:がん相談支援センター

☎:0797-87-1161