宝塚「生」の祈り-2019-
今年もあと少しとなりました。
寒いですが、皆さんお元気ですか? 玉井順子です!
2018年最後のゲストコーナーは、
現代美術家で「記憶の中の『生』再現プロジェクト」の
大野良平(おおの りょうへい)さんに2019年1月16日に
行われる宝塚「生」の祈り 2019 についてお話しを伺いました。
宝塚市山本出身の大野さん、芸術の勉強のため東京に出たあと、
実家に帰るため宝塚に戻って来られ、阪神淡路大震災を経験されて
戦前の木造建築であるご実家を解体しなくてはいけなくなり、
自宅の廃材を使った作品を制作するようになり、
その頃から自然とかそのままの良さみたいなことを考えるように
なったそうです。
「生」の石積みは今年の12月に行われたのが10回目。
石を積んでいくだけなので、豪雨や台風で流されてしまいます。
流されても何度もみんなで積んでいく・・・。
もしかしたら自然に対するリスペクトでもあるかも知れませんね?
宝塚南口サンビオラ三番館の空き店舗を利用して現代美術展を
開催していた大野さんは阪神淡路大震災から10年目に「再生」を
テーマにプロジェクトを計画!
武庫川の中州に「再生」という文字を浮かび上がらせる
案を考え、実行しようとしたところ、実際に全体を見ながら
奥さんが「両方は無理!」という事で
「生」一文字になったそうです!
でも「生」(せい)素敵な字ですよね?
今年の石積みは、12月8日と9日に行われたのですが、
過去最高の方々が来てくださったそうで
大野さんも本当に感謝してらっしゃいました。
その中には親子連れなども沢山いらっしゃったそうで、
震災を知らない人たちに繋いでゆけることが素晴らしいなぁ!と
感じましたね。
何度崩れても積みなおす・・そしてそのたびに新しい人も増えるかも
知れないしお互いに再会を喜びあえる人たちもいるかも知れません。
ずっと続いていければ良いなぁ?と思います。
そして、皆さんが心を込めて積んで下さった「生」と
「生」のモニュメント前で、
震災犠牲者追悼セレモニー”宝塚「生」の祈り 2019”
が、阪神淡路大震災が起きた前日に開催されます。
語りついで行ければ・・せめて忘れないために
年に1度このような機会があることは大切ですね?
良かったらご参加くださいね!
宝塚「生」の祈り 2019
17:00 「生」ライトアップ
17:30 震災犠牲者追悼セレモニー
17:46 黙祷
17:50 真丘奈央さん 独唱
17:55 後藤悠介さん追悼のトランペット
18:00 甘酒・ぜんざいの振る舞いが有ります
20:00 ライトアップ修了
*天候によりイベントを中止する場合があります。
会場:宝塚大橋南詰西側「生」モニュメント前
問い合わせ:記憶の中の「生」再現プロジェクト
080-1437-3811