宝塚市立歴史民俗資料館「旧和田家住宅」-たからづかタウンガイド-
12月に入りましたね~?
皆さんお元気ですか? 玉井順子です!
今週は「じゅんたまの”コレ行こっ!”」
先週金曜日、宝塚市立歴史民俗資料館「旧和田家住宅」に行って来ました!
紅葉がとても綺麗な大堀川を北へ、そして西に少し行った所に
佇んでいます旧和田家住宅!!
江戸時代に建てられた宝塚市最古の民家のひとつです。
阪神淡路大震災で半壊状態のだったのを保存修理が行われ
平成8年4月に宝塚市の「有形建造文化財」に指定され
その後平成8年に旧所蔵者の和田正宣(わだ まさのり)氏より
宝塚市へ寄贈され、平成11年7月に現在の資料館として開館しました。
旧米谷村の庄屋だったことから大量の古文書なども有り、
建物自体も阪神淡路大震災で被害を受けたあと極力元の部材などを使い
当時に近い形で修理、保全工事がされたので、
建物内に入ったとたん、タイムスリップした様な気分になるんですよね~?
お話しを伺ったのは、資料館職員 大塚俊光(おおつか としみつ)さん
社会教育課 川舩優衣(かわふね ゆい)さん
中央が川舩さん・向かって右が大塚さん
大塚さんは、数人の方と交代で来館された人に説明をされているそうです。
来られるのは市内の人が多いそうですが、2年ほど前「ブラタモリ」で
紹介されてからは、市外・県外や外国人の方も来られるそうですよ・・!
天井を見上げると立派な梁や柱、竹で出来たものなども有ります。
土間の横には畳の部屋が直角に3部屋続き部屋になっていたり
その横にも2部屋・その先には台所とお部屋が・・!
畳の部屋は全部で6部屋あります。
3部屋続いている座敷の一番奥がご主人のお部屋で、
使用人の方は入ることが出来無かったそうで、
一番奥の綺麗な庭は見られなかったのかなぁ?
使用人の皆さんのお部屋は中二階のロフトの様な所で、
入口も小さいんですよね!
男性の部屋は何と牛小屋の上だったそうで、声や臭いは大丈夫だったのかなぁ?
なんて心配になってしまいました!
何か時代を感じますね!
また、部屋・納戸・茶の間・板間は20㎝の髙敷居で仕切られていて、
これは封建的な身分制度を物語っているもので
江戸時代の様式を表しているそうです。
「敷居が高い!」の語源だとの説も・・・!
その他にも綺麗な庭や懐かしい家具など見どころがいっぱい・・・!!
また、旧和田家住宅で取り組まれていることとして、
資料館の内部だけでなく小浜宿を歩いて回る校外学習などを積極的に
行ったり、歴史茶話会などで身近に感じていただける取組なども
行っているそうです。
こんなに身近に歴史を感じられるところがある・・・、
素晴らしい!って思うんですよね?
駅から少し距離はありますが、バスも走っていますし、
天気が良ければ、ちょっと散歩がてら歩いてみるのも良いですよ~!
これから寒くなるのでちょっと暖かくして
ぜひ、お越しください~ね!
宝塚市立歴史民俗資料館「旧和田家住宅」
住所:宝塚市米谷1丁目8番25号
℡・fax:0797-86-2752
開館時間:10:00~16:00
休館日:月曜・年末年始・(12月28日~1月4日)・館内整理日
開館料:無料
アクセス:阪急・JR宝塚駅から阪神バス10分「小浜停留所」下車北へ徒歩15分
阪急宝塚線売布神社駅から南へ徒歩10分