「市立病院の得した気分!」-たからづかタウンガイド-
クリスマスに年賀状に大掃除に・・・、何だかだんだん焦って来ました!
玉井順子です!
多分忙しい12月もまずは体が資本!
今月の「市立病院の得した気分!」は、
「心臓に優しい生活をしていますか?心不全を知って、予防しましょう」について
循環器内科 主任医長 松本卓也(まつもと たくや)先生にお話しをお聞きしました。
*心臓とハートのポーズです!
まずは、心不全とは・・・
全身に血液をめぐらせるポンプで1日10万回も拍動している心臓。
その心臓のポンプ機能が上手く働かない・動きが悪くなる・・・などの病気です!
初期症状としては・・・
瞼の上が浮腫む、横になるとしんどいが起き上がると楽になる・・など。
原因としては・・・
心臓の弁が悪くなる、心臓が固くなり広がりにくく収縮力が悪くなる、などです。
心不全と言っても、急に血圧が上がるタイプや徐々に上がるタイプまで
命に係わるものから、軽度のものまで様々です。
比較的高齢者に多く、心臓が上手く機能しないと肺に水が溜まったり
全身が浮腫んだり息切れがするようになり、体重が増加したたり
夜寝ていると息が苦しくなったりします。
心不全かな?と気になった場合の検査・・・
採血やレントゲン、超音波などの検査を行います。
必要に応じて心臓カテーテル検査なども行われます。
治療方法は・・・
身体の水分が渋滞して肺などに水がたまり、全身が浮腫んだりするので
まず利尿剤で水分を身体の中から出します。
心不全は一度かかってしまうと一生付き合う病気だという事もあり
心不全患者さんのサポートのために、市立病院だけでなく
開業医の先生や市内の急性期病院間で「心不全連携システム」
も立ち上がっています。
一生付き合う病気と思うと怖くなってしまうかも知れませんが、
薬や日常生活に気を付けることで、通常の生活をおくることが出来ます。
そして、それらは健康的な生活をおくるためのポイントでもありますよね!
それでは、どんなことに気を付ければよいのでしょうか・・・?
*塩分を控える
(塩分は塩だけでなく醤油や味噌にも含まれているので
味噌汁などは出汁をよくとる、具だくさんにする、特に野菜を多くとる、
醤油の代わりにポン酢を使うなどがオススメだそうです)
*運動をする
(できれば週5日くらい30分ほどのランニングやウオーキングが
良いとのこと。)
週5日の30分はなかなか大変な様ですが・・・、
30分は時間を分けても大丈夫だそうですよ~!
通勤などでひと駅歩く、など工夫してみても良いかも・・ですね?
*アルコールを摂り過ぎない
(これから宴会が増える時期なので暴飲暴食は気を付けたいですね?)
冬は心不全など心臓病になりやすい季節です。
心臓病に限らず健康を維持するために身体に優しい生活を心がけたいですね?