「水墨画展-潮見冲天 墨の世界-」-たからづかタウンガイド-

今年最後の月曜日、皆さんいかがお過ごしですか? 玉井順子です!

 

今週は、公益社団法人日本画院 副会長 潮見冲天(しおみ ちゅうてん)さんに

「水墨画展~潮見冲天 墨の世界~」についてお話しを伺いました。

 

ギャラリー&カフェ 六軒茶屋で開催される水墨画展

 の準備が終わってすぐにお越しいただきました!

 

前回来て頂いた時も水墨画を意識して、黒のコーディネイトだったのですが

今回も同様の黒がスマートで長身の潮見さんにとてもお似合いです!

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日本南画院の重鎮として、日本のみならず中国などでも活躍されている

潮見冲天さん。

お忙しい中、来年1月1日から展示会を一カ月に渡って開催されます。

はがき大の作品から色紙や20号の作品まで、全部で47点、

しかもギャラリーではなくカフェの壁などで展示される、ということで

お茶などを飲みながらじっくり鑑賞することが出来ますよ~!

 

水墨画は自然界だそうで・・・?

紙や筆は木・墨は水、描くのは山や川、

空に滝、自然界のもの、そこから動物や建物などに広がっていくそうです。

 壮大なものなんですね・・?

 

描き方は、はっきりと線を描いたりベタに塗ったりするのではなく

スッとこする様に描くそうです。

水墨の墨はぼかす、と言う意味もあるそう・・・。

確かにハッキリ輪郭が出るのではなくてぼやっとした感じが想像力を掻き立てますよね?

冲天先生も見た方がそれぞれ形を想像してもらえる、とおっしゃっていました。

更に、余白もそこに何か見えるように描いているということで、

見えている物が全てではない!興味深い世界ですね?

 

冲天先生はテクニックのみで描くのではないと・・、

心で描くのでその人の人間性などが作品に反映されるようです!

水墨画って面白いですね?

でも、もしかしたら作品を描く人はちょっぴり怖いかも知れませんね!

 

水墨画は基本、紙の白と墨の黒で構成されるわけですが(中にはポイントで

カラーが入ることもあります)

 

潮見冲天さんは描くときは壁に立てかけて描くそうです。

水墨画は線や輪郭をはっきりと描くのではなくてファッとこするように描くので

下に置くとはっきり線が出てしまうし、

壁に立てかけた時と印象が変わってしまうからだとか・・・!

そんな裏話?も教えて頂きました!

 

カフェでゆっくりと水墨画を観ながら、色んな想像を楽しんでみませんか?

お正月から良いことがあるかも知れませんよ~?

ぜひお越しくださいね!

 

 

「水墨画展~潮見冲天 墨の世界~」

日時:令和2年1月1日(水・祝)~2月1日(土)

10:00~16:00

会場:ギャラリー&カフェ 六軒茶屋(カフェスペース)

住所:宝塚市清荒神1-11-23

阪急宝塚線清荒神下車より参道上がる徒歩2分

℡:0797-81-6515