「5日で5000枚の約束」-たからづかタウンガイド-
寒暖の差が激しい今日この頃、皆さんお元気ですか?
玉井順子です!
今日はゲストコーナー!
私の大好きな畳を作っている畳店の素敵なプロジェクト、
災害時の畳店プロジェクト
「5日で5000枚の約束」について
近畿地区委員長 長澤一徳(ながさわ かずのり)さんに
お話しを伺いました!
東日本大震災をきっかけに避難所に畳を届けたい!と
畳店の皆さんの心意気から始まったプロジェクトで、
始まりは兵庫県からだそうです!
長澤さん自身も阪神淡路大震災を体験し、是非参加したい
と声を上げられた一人だとか・・。
プロジェクトは全国の畳店の有志の皆さんが
どのくらいの数の畳を届けられるか事前に登録し
災害時には被災場所から近い所から依頼していき、
必要な枚数の畳を届ける、というプロジェクトです。
兵庫県から始まったからでしょうか?
兵庫県の畳店が一番参加数が多いそうですよ~!
畳は癒し効果や湿気を調節したり、音を吸収するので
避難所で気になりがちな防音効果もあるそうです!
皆さんに少しでも快適に癒されて欲しいと始められた
「5日で5000枚の約束」
畳はそんな安いものではないし畳店にとっても
大変なことではないかなぁ?と思ったのですが、
金額的なことも含め簡単なことではないけれど、
阪神淡路大震災の時に沢山の方々から支援して頂いたことが
何かあったら自分も出来ることを支援したいと・・、
多くの方が体育館などで毛布を引いて眠っているのを見て
畳店だから出来る!と参加したそうです。
大切なことは、まず自治体等の責任者とお話しをして
畳が必要か?どのくらい必要か?など話を聞くことだそうです。
直接届けても混乱していて受け取ってもらえなかったり、
連絡していてもやはり混乱して畳が積み上げられたままに
なっていたり、過去には色々なこともあったそうで、
そんな過去の経験からも学ばれた事も沢山あったんだなぁ?
とお話しを聞いていて思いました。
例えば、段ボールや仕切りなど避難所に届けられるものは
色々ありますが、畳はストックがきかないので
依頼を受けてから作るそうです。
とはいえ、避難所生活されている皆さんに
なるべく早く届けたい!との思いから
「5日で5000枚の約束」という、「依頼されてから
5日目に避難所に畳が届くよう努力する」という意味の
プロジェクト名になったそうです。
「約束」とい言葉にも皆さんの気持ちが込められていて
条約とか法律とかではなく気持ちを込めて交わす「約束」
という言葉になったとか・・?
長澤さんのお話しを聞いていると、
とても熱い思いが伝わって来ました。
熊本地震の時は大規模だったので、5日とはいかなかったそうですが
5000枚を上回る約6700枚の畳を全国から届けられたそうです!
きっと皆さん嬉しかっただろうなぁ?って思いますね!
畳は家に居るような、落ち着いた気持ちにもなると思います。
色々大変なこともあると思いますが、これからも
頑張ってほしいし、もっともっと沢山の畳店が
参加出来たら良いなぁ?って思います。
畳って本当に素晴らしくて、畳の部屋が減ってきていると
言われていますが、もっと沢山の人に
畳の良さが伝わってほしいし、
日本の素晴らしい文化!と言っても過言ではないと
私は思っているので、畳店の皆さんの心意気と共に
畳の良さも伝わってほしいですね!
災害時の畳店プロジェクト
「5日で5000枚の約束」
について知りたい方は
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