「市立病院の得した気分!」-たからづかタウンガイド-

皆さんお元気ですか? 玉井順子です❕

 

今回は、「市立病院の得した気分!」

消化器内科の田中弘教(たなかひろのり)先生

に、今月もズームでお話しを伺いました。

市立病院 田中先生

市立病院 田中先生

 

テーマは「超音波センターの開設と

肝硬度検査」について。

 

・まずは、新型コロナの最近の状況について

12月に入った頃から感染者の方がとても

増えてきたそうで、市立病院もコロナ専用

病床を6から10まで増やしたそうですが

すぐに満床になってしまうそうです。 

 

厳しい状況が続いているようですね?

不安ですが、医療従事者の皆さんは

もっと不安で大変だと思いますので、

もう十分気をつけていると思いますが、

例えば外出時に車とか事故などに注意する

とか、ちょっとしんどい時は無理をしない

など、コロナ以外でも改めて気を引き締め

るしかないのかなぁ?と思いました❕

 

・今年新設された超音波センターとは?

心臓やお腹の他にも乳ガン検査や動脈硬化

甲状腺や前立腺など様々な検査を行う

ことが出来るそうです。

 

・超音波検査の特徴とメリットは?

超音波検査の特徴は、例えば心臓の様子

などが動きで、また細かい血管まで見られ

ること。更には痛みや体への負担が無い

ことなどが上げられます。

ただ、超音波では見づらい臓器や見えない

部分もあるので、その場合はCT やMRI と

組合わせていくことが必要となってくる

そうです。

 

・肝硬度測定とは?

その名の通り肝臓の硬さを超音波を使って

測定するものです。

超音波は硬いものほど早く進むという特徴

があり、肝臓の一点に超音波を当てると

池に石を投げたときに波が広がる様に

波動が伝わり早いか遅いか、その伝わり方

で肝臓の硬さが測定出来るそうです。

実は以前は肝臓の硬さを調べるのに

針を刺したり痛みを伴う検査をしていた

そうなので、受ける側にとっては負担が

軽くなって良かったですよね~!

 

・検査が必要な人は?

B型肝炎やC型肝炎の方は、肝硬変から

肝臓がんになる危険性があるので、定期的

な検査が必要だそうです。

それ以外の方も血液検査などでの肝臓の

数値などが判断材料となるそうです。

 

・脂肪肝にも気を付けよう!

脂肪肝とは、肝臓に脂肪がつくことで

フォアグラのような肝臓になるとのこと。

 

最近脂肪肝でも10人に一人くらいの割合

で肝臓が硬くなるタイプ、肝硬変や

肝臓がんに進行する可能性のタイプがある

ことが分かってきたそうです。

脂肪肝の方も血液検査の数値などを良く

チェックすることが大切ですね!

 

・医学の進歩は凄い・・?

昔は肝硬変は肝臓がんへと移行し

とても怖い病気という印象でしたが、

今は新薬など医学の進歩で、例えば、B型や

C型肝炎は数ヵ月の投薬治療で治ったり

肝硬変も年単位だそうですが

ステージが良くなっていくそうです。

また、個人差はありますが悪くなる原因

例えばお酒を控えるなどで良くなることも

あるそうです。

 

ずっと怖い病気だと思っていたのですが、

先生のお話しを聞いて少し

ホッとしました❕

と、同時に・・・

すべての要因では無いかも知れないけど、

お酒や食事(糖や脂質)など

日頃の生活にも気をつけた方が良いかも?

そして、気になることがあれば、

検査を受けることも大切だと思いました。

 

治りやすくなったとはいえ、難しい症例

や手遅れになって肝臓がんになってしまう

可能性もあるかも知れません。

痛みや苦しみを伴う検査ではないので、

気になる方は早めの検査も良いかも

知れませんね?