「平和の尊さも・・『劇団BIGMOUSE 』」-たからづかタウンガイド-
明けましておめでとうございます!
今年もどうぞよろしくお願いいたします!
寒い日が続いている年始ですが、
皆さまお元気ですか? 玉井順子です。
ゲストコーナー
今回は劇団BIGMOUSE より
劇団員 平塚優芽(ひらつか ゆめ)さん
宝塚市文化財団加藤千恵(かとう ちえ)さん
にお越し頂き、間もなく行われる公演に
ついてお聞きしました。
左側加藤さん・中央平塚さん
中学生の平塚さんは、
「去年は友だちとも会えず寂しかった。」と
話してくれました。
中学3年生ということは、他にも
色々辛いこともあったんだろうなぁ?と
思います。
今年で入団4年目。入団のきっかけは、
本を読んで台詞を言うのが好きだったり、
演技の世界に興味を
持っていたからだそうです。
劇団の中でも一番年下の平塚さんは
「年の離れたらメンバーの皆さんたちとの
練習がとても楽しい!」と仰ってました。
・コロナで色々大変なことが・・・?
コロナ禍のため昨年8月に予定されていた
公演が今年1月に延期となり、自宅待機を
経て、声を出さないパントマイムでの
練習から始まり、年末年始の休みを挟んで
12月20日以降は、ほぼ連日の練習
とのことです。
今年は1月6日から練習が始まるそうです。
本当に大変だと思いますが、
体調に気をつけて乗りきってほしいです!
劇団BIGMOUSE とは・・・?
宝塚市文化財団の呼び掛けで集まった
宝塚市内の中学生18人で1996年に結成
された劇団で、2009年より小学生から
社会人まで層を広げ現在も数多くの
メンバーが活躍されています。
加藤さんも仰ってましたが、層が厚いと
幅広い役も可能だと思うし、
今回の内容には戦争が影響しているのです
が、実際に体験されている方が
いらっしゃるそうで、平塚さんも
「色々お話しを聞くことが出来て良かった」
と仰ってました。
・公演の内容は・・?
題名: 「顛末! 支笏湖殺人事件」
~聞こえますか?私が犯人です!~
舞台は1980年。
松山善三「氷雪の門」を原作に太平洋戦争
終戦後も樺太へと侵攻してきたソ連軍、
その混乱下、樺太・真岡で起きた悲劇が
影響している高木俊子の殺人。
そしてなぜ彼女が殺人事件を
起こしたのか? 突然ラジオ局に出演して
語り出す所から物語が始まるそうです。
・なぜ俊子は殺人を犯したのか?
・なぜラジオ局で語り始めたのか?
・そしてソ連軍の樺太侵攻はどう
関わっているのか?
?が沢山でお話しを聞いているだけで、
どんどん気になって来ますね!
・平塚さんの役どころは・・?
平塚さんはソ連軍侵攻時の樺太・真岡で死の
恐怖に怯えながら仕事を
全うしようとする電話交換手、一商亀子。
回想シーンで、何とたった一人での
出演だそうです。
因みに今回の役作りにあたって、戦争を
体験されているメンバーにお話しを聞いた
他にも関係する本を読んだりして
勉強したそうです。
それでも、「過去には自分たちでは想像も
出来ない悲惨なことがあった。そんな
自分の知らない状況を演じることは、
大変だった」と仰ってました。
・平和の大切さを知ってほしい・・・
今回の作品にはソ連軍侵攻・つまり戦争
というものが大きく関わって来ます。
加藤さんは、戦争を体験されている方が
少なくなって来ている今、公演を通して
人の命の儚さ、平和の尊さを感じてほしい
と仰ってました。
昨年のコロナ禍で感じたのは、
普通の日々の大切さ。
この作品を通じて、当たり前にある平和
も当たり前では無かった時代もあることを
知り、命や平和の大切を改めて感じる
ことが出来るかも知れません。
ぜひ、皆さんご覧ください!
「顛末! 支笏湖殺人事件」
~聞こえますか?私が犯人です!~
日時:2021年1月16日(土)
①午前11時開演 ・ ②午後3時開演
会場:宝塚ソリオホール
(最寄り駅:JR ・阪急宝塚)
お申し込み・お問い合わせ:宝塚市文化財団
℡:0797-85-8844