「市立病院の得した気分!」-たからづかタウンガイド-

寒い日が続きますが、

皆さんお元気ですか? 玉井順子です!

 

今回は「市立病院の得した気分!」

病院事業管理者

明石章則(あかしあきのり)先生に、

『新型コロナウィルス感染症にしっかりと

対応し強みを生かした宝塚市立病院を目指

して』をテーマにお話しを伺いました。

 

 

「昨年はコロナに振り回された一年だった」

と明石先生。 ただ、不安が先行した前半

に比べ後半はやるべきことも含めて色々

分かってきたそうです。

2月にいち早く帰国者・接触者外来と

発熱外来を設置しコロナ患者の受け入れ

体制を整えられ、現在は救急医療センター

をコロナ専用病棟とし、ベッドも24床に

増やしているそうです。

 

・新型コロナウィルス、現在の状況は?

PCR 検査は一日30件くらい(1月5日現在)

良く言われている味覚障害等の方は少なく

発熱など普通の風邪などやインフルエンザ

の様な症状の方が多いそうです。

 

・もしかしたらコロナかも?不安な時は?

PCR 検査は宝塚市立病院の他にも、

宝塚医師会がドライバースルー形式で行っ

ていますが、まずは、かかりつけ医がいる

人はかかりつけ医に、いない人は保健所に

相談して下さいとのことです。

 

・感染しないために気をつけたいことは?

やはり3密を避けることが一番大切だそう。

 

前から言われていますが、やっぱり

3密に気をつけることが大事なんですね!

 

・コロナ対策以外にも様々な取り組みが・・?

先月お話し頂いた超音波センターの他に、

乳腺センターと尿路結石センター設立予定

とのことで、乳腺センターでは女性専門医

の方が着任していて、受診した日に検査も

可能なシステムを作る予定で、

手術・抗がん剤・放射線・再建と完璧な形

になるとのことです。

 

尿路結石センターでは、石を外から破壊

する装置を今年度新しくバージョンアップ

し、より効果を高めることが出来るものに

なったそうです。外から衝撃波で石を砕く

ため、患者さんの体への負担がほとんど

無いそうで、それは嬉しいですね!

 

・がんセンターで

リアルタイム動体追尾照射を開始。

昨年、がんセンターで開始した

リアルタイム動体追尾照射とは、呼吸に

合わせてビームが動くので、がん病巣に

ピンポイントで照射出来る装置で、呼吸に

影響する肺や肝臓がんなどに効果がある

そうで、肺活量の少ない患者さんなどには

かなり有効だそうです。

 

周りの部分の影響を考えるとピンポイント

は体に優しく、もしかしたら回復も

早いのかも知れませんね?

 

・退院後も流れでサポート?

一人暮らしの高齢者の方が多くなってきた

昨今、退院後のサポートも必要では無い

か?とのことで、医師会、行政、介護関係

などと連係して入院から退院後まで流れで

サポートしていく患者サポートセンターを

立ち上げられました。

退院後不安を感じる方にとっては、とても

安心なシステムだと思いますし、

これから益々必要になってくるのでは

無いかなぁ?と思いますね!

 

最後に地域医療の最後の砦として、

頑張りたいと仰って下さった明石先生。

明石先生を始めとした医療従事者の

皆さんは、今どんどん大変になってきて

いるのではないでしょうか?

感謝の気持ちとともに、本当に体調には

気をつけて頂きたいと願います。