谷泰三、お能「土蜘蛛」を大いに語る!

8月21日の「サンデー・トワイライト」は、「谷泰三、能〈土蜘蛛〉を大いに語る!」と題して、番組パーソナリティの谷泰三氏が7月23日に、大阪谷町にある山本能楽堂で鑑賞した「土蜘蛛」について熱く語ります。

お能好きの人ならよくご存知の「土蜘蛛」。蜘蛛の巣が能舞台一面に飛ばされるという派手な演出が楽しい演目です。谷氏は関西テレビ時代、五十六世梅若六郎の能舞台を日本、フランスなどで上演した時のプロデュースをされたことから、お能には造詣が深いのですが、この「土蜘蛛」は久しぶりに鑑賞したとか。

お能は幽玄の世界を描いていて、その動きは非常にスローモーです。しかし、くるりと踵を返しただけで数十年の歳月が流れているといったように、観念の時間としては超高速。ジャン・コクトーは能舞台を見て、「死ぬほど退屈した」「眠かった」といったそうですが、たしかについうとうととしてしまうことがあります。しかし、それもお能の舞台の物語ではないかと思ったりします。つまり眠りの世界で見えない能舞台を見ているとでもいうのでしょうか。タカラヅカのステージとは対極にあるようなお能の世界ですが、案外、そのドラマツルギーは共通するところもあるのではないかと思ったり。

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