谷泰三の温泉紀行「三朝温泉」篇

ようやく秋らしくなってきて温泉が恋しい季節となってきました。
温泉好き、
というより温泉がないとどうにもならんと言う谷泰三さんの夫婦温泉紀行です、今回は。

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三朝温泉は、鳥取県東伯郡、街の名前でいえば倉吉市に近い地域にある温泉で、
日本最大規模のラドン温泉地域であります。
摂氏34度以上のラドン温泉は、世界的にも稀少な放射能泉だそうです。

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ラドン温泉の効能とはどんなものか、ネット検索するとAIが答えてくれました。

◎ラドンは脂肪に溶けやすく、皮膚を通して体内に取り込まれます。
◎ラドンは血液に入って全身を回り、特に副腎皮質や脳下垂体の機能を強めるとされています。
◎ラドン温泉は関節リウマチや運動器疾患の患者の痛みを和らげるとされています。
◎ラドン温泉は「万病の湯」「健康の湯」とも呼ばれ、新陳代謝を促進させ、
神経痛や高血圧など様々な健康の悩みを解消してくれる効果があると言われています。

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「ラジウム温泉」というのもありますが、
「ラジウム温泉」はラジウムが1億分の㎎/ℓ以上含まれている温泉、
ラドン温泉はラドンの濃度が111ベクレル/ℓ以上の温泉を指します。
……ということで、あまりよく分かりませんが、
ラドンの方が濃いから効き目があるように思えますね。

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さて、三朝温泉が発見されたのは平安時代末期のことで、
長寛二年(1164)源義朝の家臣・大久保左馬之祐によるものだと記録にあります。
この大久保さんが、近くにある三徳山三佛寺に参拝したそうです。
奥院の投入堂が国宝に指定されているところですね。
大久保さんが歩いていると老いた白いオオカミに遭遇したそうです。
すぐに討ち取ろうとしたものの、神仏の化身だと確信。
討ち取ることなく宿に戻って眠っていると、
夢枕に妙見大菩薩が現れ、出湯の場所を教えたそうです。
翌朝出かけてみると、楠の老木の根元から滾々と湯が沸き出でていて、
それが現在も残る「株湯」だということです。

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三朝の由来は、「三度目の朝を迎える頃には病も霧散する」からだそうで、
ラドン温泉の強い効能のおかげでしょうか。

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谷さんの話はいつもの如く深掘りナシの、
「よかった」「女房が喜んだ」程度のコメントですが、
そこはまあ、ご愛嬌ということで……
10月13日(日)午後5時半からのエフエム宝塚
「サンデー・トワイライト」をよろしくお聴きくださいませ。