松田聖子を発見した若松宗雄プロデューサーをお迎えして
9月7日と14日の2週にわたって、元CBSソニーのプロデューサーとして多くの新人歌手を発掘された若松宗雄さんをゲストにお招きして、楽しいお話をお伺いします。
☆ 若松宗雄さんといえば最近、この本を出版されて注目を集めた方。
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松田聖子さんのご両親は彼女の芸能界入りに積極的ではなかったのですが、若松さんが説得したことにより、日本歌謡界にひとつの大きな花を咲かせることになったのですが、若松さんの持つ「直観力・直感力」はどこか他人と異なる指向性があるようで、言葉で説明するのが難しい世界のようです。ともかく1978年、16歳だった松田聖子さんに出会ったところから運命が動き出します。しかし、若松さんご自身は飄々として、朴訥な福島訛りでお話をされます。そして実に礼儀正しい人物なのです。司会進行を今回は熱烈な松田聖子、松本隆ファンの凜香さんにお任せしました。
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そんな若松さんのリクエストにより、松田聖子さんの「裸足の季節」をお届けします。 そして、現在若松さんはエスプロレコーズという音楽会社の代表でもあり、すぐれた新人歌手の発掘を続けておられます。1940年生まれですから御年85歳。その好奇心、茶目っ気、馬力は素晴らしいものがあります。何より「いい歌を世界に届けたい」「素晴らしい歌手を世に送り出したい」という思いのもと、活躍されています。そんな若松さんが現在イチオシの歌手が、東亜紀さんという歌手。3歳から歌い始め、中国の歌の大会で優秀な成績をおさめ、その後、韓国でも人気を集める歌手なのですが、現在17歳。これからが期待される歌手だと若松さんは言います。YouTubeに多くの彼女の歌唱がアップロードされていますが、韓国で開催されたジブリの歌コンサートでは流暢な韓国語で挨拶をし、ジブリの歌を日本語で歌っています。そんな彼女が2025年4月にリリースしたのが「大阪好きやねん」。もっと知られていい歌だと思います。
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14日の放送では、やはり若松さんが見出した藤あや子さん、伍代夏子さんのデビュー裏話をしていただきます。番組パーソナリティの谷泰三さんは大の演歌好き。とりわけ藤あや子が好きだということでテンションが上がっています。そして、若松さん推しのもう一人の歌手が、石原まさしさん。沖縄出身で、あるオーディションで若松さんが見出した歌手です。そのとき石原まさしさんはまだ中学生でした。やはり若松プロデューサーの「直観力・直感力」が働いたのでしょう。正統派歌手であり、昭和の青春歌謡を歌うというコンセプトのもとに作られたアルバムから、「山小屋の灯」をお届けします。年輩の方ならよくご存知、作詞・作曲:米山正夫、歌:近江俊郎。1947年(昭和22年)に発表された歌謡曲です。この歌を石原まさしさんは実に朗々と歌い上げます。
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東京から来られた若松宗雄さんをゲストにした「サンデー・トワイライト」。9月7日(日)と、14日(日)の午後5時30分から、ぜひお聴きください。