陶芸アーティスト・柳生梨音さんがゲスト

陶芸家で、陶芸によるドレス制作が注目の柳生梨音さんをゲストにお迎えし、 3月15日と22日いずれも日曜日の午後5時30分からのエフエム宝塚「サンデー・トワイライト」で、 創作の原点、創造活動のことなどをお話しいただきます。

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陶芸アーティストの柳生梨音さんの作品を上野が初めて見たのは、昨年9月28日から10月13日まで大阪北区南森町にある「八番館画廊」での個展の場で、そこに展示されていたのが陶芸製のドレスでした。陶芸と身に着けるドレスはなかなかイメージが繋がらないですが、柳生さんの作品は、見た瞬間はまさに布地で縫製されたドレス、しかもゴシック・ロリータ風の素敵なドレスでした。布地の緩やかな曲線や弛みが陶で表現されています。

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柳生梨音さんは神戸出身。京都芸術大学の総合造形を卒業後、大学院の陶芸分野で学ばれて、現在はアーティストとして活動されています。彼女が書いた一文を引用しましょう。創作活動の基本となることが書かれています。「ボーイッシュに憧れながらも少女の心を捨てきれなかった幼少期。自分の曖昧さや矛盾する心が精神を不安定にさせる日々が多かった。重たく脆弱さのある陶は衣服には相応しくない。自身の相剋する心を陶と重ね合わせることで、布では表せない繊細さを見出そうと陶のドレス制作を続けていた。」

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1週目は、柳生さんが陶芸アーティストになるまでのことを中心にお話しいただきます。そして2週目3月22日の放送では、柳生梨音さんの創作活動の原点になる「時間の布」の話から、創造に費やされる膨大な時間の話、そしてその時間の中で感じる自分との対話についてお聞きしたいと思います。

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個展の案内状に柳生さんのこんな文章が載っています。「陶磁器の〈硬さ〉は割れてしまう〈繊細さ〉という素材性を人の心と重ね、陶の衣服として作品に昇華させており、昨今は小さな陶のリングをつなぎあわせた布状の作品を作っています」。小さな陶のリングによる布状の作品、これは実際に見てみないとわからないのですが、膨大な時間を使って一つひとつ手作りされています。

一方、陶製の布ではなく、「春を紡ぐ牡丹」のような花を造形した作品も創られています。ぜひ一度、彼女の個展やグループ展に足をお運びいただき、陶芸のドレスをご覧になってください。柳生梨音さんと検索してみてください。

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アイキャッチの写真は、柳生梨音さんと「八番館画廊」の中西康子さん。