東日本大震災と「語り部」

つながるボランティアの藤川みさこです。

 

梅の花が咲き始めた今日このごろ*

だんだんと風も暖かくなってきて、春の訪れを感じますね♪

毎年、3月に入ると、東日本大震災のことを思い出します。

テレビやラジオ、ネットで伝えられる、

被害の状況を見守ることしかできなかった悔しさや無念がいまだ消えません。

 

今回の放送では、東日本大震災と「語り部」についてお伝えしました。

 

アラカルト・ボランティア 〜東日本大震災と語り部の活動〜

1. 東日本大震災とボランティアの力
・2011年3月11日に発生した東日本大震災は、甚大な被害をもたらしました。
・復旧・復興には約32兆円の予算と全国から約700万人のボランティアが支援。
・宝塚市からも約400人がボランティアに参加。

 

2. 語り部の役割と活動
・約1,500人の語り部が、防災の教訓を後世に伝え続けています。
・語り部は「現地」だけでなく、各地で震災の経験を伝える活動も。

 

3. 手話で伝える語り部の育成
・福島県では、聴覚障害者にも教訓を伝えるため手話の語り部育成が進行中。
・NPO法人が中心となり、手話通訳の資格者を対象に最大24人を育成予定。
・目指すは「誰一人取り残さない防災」。

 

4. 次世代の語り部たち
・宮城県石巻市では、9歳の小学生2人が「ジュニア解説員」としてデビュー。
・日本語だけでなく英語でも震災の教訓を世界に発信。
・若い世代が伝承活動に関わることで、未来への希望と継続性を示す。

 

5. 手話の地域性とその魅力
・手話には地域特有の表現があり、地元に根付いた文化を伝える役割も。
・小説「オリオンは静かに詠う」(小学館、村崎なぎこさん)

・栃木県宇都宮市が舞台。地元の手話文化が温かく描かれている。

 

6. 復興と宮沢賢治の言葉
・岩手県知事が語った「世界が全体幸福にならないうちは、個人の幸福はありえない」という言葉。
・震災後の復興は、単なる原状回復ではなく、ふるさとの想いを引き継ぐことが重要。

 

7. ボランティア活動の成果と教訓
・初期は瓦礫撤去や泥出し、後には生活支援や地域再生に活動が移行。
・石巻市の復旧はボランティアなしでは2年遅れたとの評価も。
・ニーズに合わない支援の反省から、より実用的な支援が求められるように。

 

8. まとめ
・語り部やボランティアの活動は、震災の教訓を伝え、未来への備えを強化。
・私たちもその想いを受け止め、震災を忘れずに備え続けたい。

 

 

震災の記憶と教訓を未来へ繋ぐために、

「語り部」の皆さんの言葉をしっかりと受け止め、

私たちにできることを考え続けていきたいですね。

 

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